★プロローグ★ 死闘【ジョジョの奇妙な冒険】 ページ5
「アヒャヒャヒャ!!!
ご命令通り私が一人の血を吸いましたので、すでに船内はほとんど我が同法に変わってまさぁ!ヒャヒャヒャ!!
そしてそのまま、アメリカへ彼奴とともに行くのですね、ディオ様!」
「っ…!(声が出ない!喉がやられたせいで呼吸ができないんだ…!!あぁ、A、エリナ!君達だけは、君達だけは…!!)」
ジョナサンは喉をやられた痛みと呼吸ができないことに苦しむ…。
Aを助けようと手を伸ばすが、その手を東洋人に蹴られ壁に叩きつけられた。
「このくそったれ野郎!呼吸ができませんぜ!
つまり波紋法とやらは使えんわけだァー!
こいつには恨みがある!なぶってやりましょうか?
窒息死するのを見て楽しみましょうかね?」
ケラケラと笑う東洋人。
蹴られた手の平が痛み、ジョナサンは口から吐血した。
「おい、ワンチェン。二人への侮辱は許さんぞ!
こいつは俺をこんな姿にまで追い込んだ、俺が認めた星の者だ!
尊敬の念をもって首を跳ね、棺にいれるのだ…!そして、彼女は俺の花嫁だ。彼女を侮辱するな。」
「は、はい!ディオ様!!」
ディオの言葉に一気に恐縮した男は大人しくなり、ジョナサンの方へと手を伸ばす。
「さぁ、ジョジョ!!俺と共にAの隣で未来を生きようではないか!」
「ジョナサン、 A!!!」
東洋人がジョナサンに攻撃しようとし、その後ろでエリナが叫ぶ。
「ぬ!?妙な動きをしている…!
気をつけろ!いったん引くのだワンチェン!!
最後の最後にジョジョは何かするかもしれないぞ!」
だが東洋人はやめることはせず、そのままジョナサンの首へと伸ばす。
「テメェーの首をへし折ってやるぜぇ!このウスノロめぇええっ!」
「(最後の波紋を、体内に残された小さな波紋…。
すべてを一点に放出するかすかでいい…!この一撃に!!!)」
両手の人差指と中指をたて、そこに波紋を流し込む。
そして、そのまま真っ直ぐ東洋人の顎へ向けて波紋を流し込んだ!
綺麗に決まったことで男の口から血が吐き出されると同時に口からだけではなく全身から血が吹き出す。
血を大量に流しながらジョナサンは、地面に背中から倒れる。
倒れたことで見えないが、彼の顔が波紋により破壊され、波紋の力で操られたのを耳だけで聞き取る。
「な、なにぃっ!ワンチェンの体にジョジョはなにかをしたのだ。
波紋は、奴の体を破壊せず、体組織の機能を狂わせたのか!」
カプセルから逃げたディオは船の天井へと髪の毛を伸ばし、捕まってはワンチェンの妙な動きの異変に気づく…。
★プロローグ★友への贈り物【ジョジョの奇妙な冒険】→←★プロローグ★ どんな姿になっても…【ジョジョの奇妙な冒険】
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空夜☆時音 | 作成日時:2019年10月5日 21時