第二十六の怪 ある意味で…【16時の書庫編】 ページ31
皆さん、こんにちは!
その数日色々あって、謎を探求せずにはいられない冒険者、Aです!
先日、花子くんの弟と名乗る人物から衝撃的な発言を貰って以来…正直、知りたすぎて夜も眠れません。
かと言って、おばあちゃんに聞く訳にもいかなく、結果!
「で、アタシの所に来たのね?」
『うん(。-_-。)コクリ
寧々には、あまり怪異の事を話して心配かけたくないし…。
花子くんは身内の事を聞くのは辛いと思う。
かといって先生は、真相を知っていて、苦しんだのは目に見えてるから、聞くのは…。
となると、第三者の視点のヤコちゃんかなと思って。』
Aの膝にいた筈のヤコは人の形になり、隣に座る。
「そうね、当事者だとやっぱり感情的になる。
A、貴女が私を選択したのは正しいわ。」
『ありがとう、ヤコちゃん。
もし、おばあちゃんと彼等の間に、何かしらあって…私達と何かしら繋がっているなら、私、其れがどんな事だろうと知りたいの。』
「……そう、Aって変な所があの根暗と合うわよね。」
『え?そうかなぁ(・・?)』
「だって、幾ら噂を広める為とは言え、人間として何十年も教師をしてるなんて、相当な変わり物だもの。」
言われてみればそうかも知れない。
『まぁ、私は変人の父さんの娘だし…先生と合うのはコンビだから?』
「嗚呼…桔梗の事ね。
確かにあの男、ガキの頃から変な物追っかけ回していたもの。」
心当たりがあるのか毛を逆立てた。
「あれ?ねぇA?それって、誰に聞いたの?」
『え?先生だけど?」
「ふーん、アイツがねぇ…
(桔梗が居なくなってから禁句にしてたのにねぇ)
まあ、アタシはAが幸せなら、別にいいんだけどね。」
『…ありがとう、ヤコちゃん、大好き。』(๑>◡<๑)ギュ
"物語と共に存在する長い年月の中、俺は人間と共に生きて来た。"と。
ふと、前に先生が言ってた言葉を思い出した。
でも其れは彼が…いや、彼らが人間の願いによって生み出された存在だから…
「其れにしても、子供の成長は早いわね。」
『え?そう、かな?』
「だって…あんなに小さかった子がこんなに立派に…と思うと…何か親の気持ちが分かると思ってね。」
ヤコはAの一族とは其れなりに長い付き合いだ。
そう思うとある意味で身内と言えるのかも知れない。
第二十七の怪 懐かしい香り【16時の書庫編】→←第二十五の怪 純黒 【告白の木&16時の書庫編】
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
121人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空夜☆時音(プロフ) - 嗚呼さん» ありがとうございます!気に入っていただけて嬉しいです! (2020年2月28日 18時) (レス) id: b7a01024a7 (このIDを非表示/違反報告)
嗚呼 - オリジナル面白いです! (2020年2月28日 18時) (レス) id: 5faa0d3c7f (このIDを非表示/違反報告)
空夜☆時音(プロフ) - こっちんさん» ご指摘ありがとうございます!修正しました! (2020年2月26日 21時) (レス) id: b7a01024a7 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 登場人物設定の四十・四十一の怪に出てくる名前の星蘭が"優姫"になっていますが?? (2020年2月26日 21時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 夢主と花子くんとつかさくんの3人が出てくる場面が楽しみです!!3人の反応がどんな風になるのかワクワクします!! (2020年2月25日 19時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空夜☆時音 | 作成日時:2020年2月16日 23時