誰ソ彼乙女は、かの人の孫 【地縛少年花子くん】

第三十の怪　怪異側の監督者達【16時の書庫編】 ページ35

「七不思議伍番目…
まさか学校の先生が人間じゃなかったなんて。」

「フゥー別に珍しかねぇよ。
源弟、お前も知ってる筈だ。
俺たち怪異は噂が絶えれば、存在出来ねぇ。
自分で自分の噂を流せるってのは重要だ。
お前らのお友達の中にも人じゃねぇのが混ざってるかもしれねぇぜ。」

『まぁ、というとは建前で、ツッチーの場合、人が好きだからだよね。』(o^^o)ﾆｺﾆｺ

「「ツッチー？！！」」ʕʘ‿ʘʔ

「だから、その渾名やめろって何度言えば…」

『え？だって、親しみやすい上に可愛いじゃない。』

「チッ、だとしても大の大人に可愛いなんて言うな。」

グイーとほっぺを引っ張られる。

『う、いあいお、えんえい！(う、痛いよ、先生！)』

「うるさい！アイツといいお前といい！
どうしてお前ら親子はこうも女々しいんだ。」

『べ、別に女々しくて良いじゃん！私は…女なんだし…其れとも先生は私が男に見えるの！』

「………ま、まあ、見えなくもないな。」

伍番コンビ以外の面々はある意味でバランスが良いと思ったそうな。

「ちょっと待って、学校の中に怪異が混じってるって事は危ないんじゃ…」

「へーきへーき。
そうならないように俺ら七不思議がいるからね。
分かりやすく言うと、俺らは人を脅かしはするけど、仲良く学園の平和を守る七人衆ってわけ！俺がリーダーね！」

『恰好良いわよね！』

「「「そうかなぁ(๑･̑◡･̑๑)」」」

「でも、3人しかいねぇじゃん」

『まあ、事情があって自分の持ち場を離れられない怪異もいるからね。』

「それにヤコさんはこの間まで人を襲って…」

『あ…でも、結果的に皆、無事「フ、言われてるぞバカ狐。
しかも、お前、うちの相方が霊を連れてなかったら相当危なかったらいじゃないか、Aに感謝するんだな。」

「うるさいわね。根暗蜘蛛喰いちぎるよ！
そんな事分かってるわよ。本当にアンタみたいな根暗にAはもったいないわ。」

「仲も良くない(あ、でもお姉ちゃんの事は気が合いそう)」

「何一つあってねぇーじゃねーか。
(でも、A先輩が大事なのは伝わるっす)」

「もー2人とも仲良くね。」

「「はい」」

あ、リーダーなのはホントなんだ

「そんな訳で仲良く学園をの平和を守る俺たちなんだけど、どうやらこの7人の中に裏切り者がいるらしい… そいつは何らかの方法でヒトと縁を結び、都合よく改変した怪異の噂を広めている。二番もその被害者だ」

『そんな…一体何の為に』

Aの言葉に反応し、土籠は安心させる様に頭に手を置いた。

第三十一の怪　対策　【16時の書庫編】→←第二十九の怪　チーム伍番【16時の書庫編】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す