プロローグ ページ2
ねえ、知ってる?
学園の七不思議。
その中の一つ、16時の書庫の事を。
その書庫の入り口は16時にのみ現れる。
其処には名前の記されている本。
その人間の学園での全ての記録が記された本が並べられている。
本の種類は3種類。
白、生者の学園での記録。
黒、死者の学園での記録。
そして、決して読んではいけない真紅の本
もし、読んでしまったら…
⭐
「んで、ガキ、お前、いつ迄、此処にいるつもりだ?」
『私のおじいちゃんが誰か分かるまでです!
何年も同じ質問をしないで下さい!』
此処は五番目の怪異、16時の書庫。
「お前も懲りないな…何でそんなに爺さんの事を知りたがる?」
その管理人を務めるベテラン教師、土籠。
「其れに知りたいならお前の婆さんに聞けばいいだろう?」
普段はもの静かなAの担任の先生だ。
『其れは…おばあちゃん、おじいちゃんのことを話す時、何だか辛そうで。』
「成る程。」
『其れよりツッチー、こんな処で煙管吹かないで下さい。身体に悪いし、煙い。』
「んな、下手するか。後、その渾名止めろ気色悪い。」
眉を潜める土籠にAは怒ってる、怒ってると楽しんでいた。
「んで、此処に来るのは良いがそもそも、お前、そのお探し爺さんの名前を知ってるのか?」
『…分からない、でも、学生時代のおじいちゃんは星が好きで、よく授業をサボって、怪我が絶えなかたって…。』
「は?ン、ゴホッゴホッ…」
その事を聞いた途端、土籠は。
「…お前…まさか…」
Aの顔を自分の方へ引き寄せた。
「言われてみれば…確かに面影がある。」
土籠は改めてマジマシとAの顔を覗き込み。
複雑そうな表情を一瞬するも…
『先生?』
「フ、いや、そう言う事なら此処より確実にお前の爺さんを見つける方法がある。」
『え?本当ですか!!』
「嗚呼、怪談好きなら、トイレの怪異の話は勿論知ってるだろ?」
私は後に知る事になる。
其れが厄介事の始まりにだと言う事を…。
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空夜☆時音(プロフ) - 嗚呼さん» ありがとうございます!気に入っていただけて嬉しいです! (2020年2月28日 18時) (レス) id: b7a01024a7 (このIDを非表示/違反報告)
嗚呼 - オリジナル面白いです! (2020年2月28日 18時) (レス) id: 5faa0d3c7f (このIDを非表示/違反報告)
空夜☆時音(プロフ) - こっちんさん» ご指摘ありがとうございます!修正しました! (2020年2月26日 21時) (レス) id: b7a01024a7 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 登場人物設定の四十・四十一の怪に出てくる名前の星蘭が"優姫"になっていますが?? (2020年2月26日 21時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 夢主と花子くんとつかさくんの3人が出てくる場面が楽しみです!!3人の反応がどんな風になるのかワクワクします!! (2020年2月25日 19時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空夜☆時音 | 作成日時:2020年2月16日 23時