検索窓
今日:19 hit、昨日:4 hit、合計:154,135 hit

13:話を聞くよりも、街を見たいです ページ14

「ところで、今日は何処へ?」

「うん。君達に仕事を斡旋しようと思ってね」

それと同時にお兄さんは明るい顔をした。

「本当ですか!」

「伝手の心当たりがあるから、先ずは探偵社に行こう」

『それって本当ですか?』

「任せ給えよ。我が名は太宰。社の信頼と民草の崇敬を一身に浴す男」

信用できるんですかね...

「ここに居ったかァ!」

大きな声がし、国木田さんが後ろから呼び掛けた。

「この、包帯無駄遣い装置!」

何故か一瞬、時が止まったように感じた。

「......国木田君。今の呼称はどうかと思う」

ちょっと傷ついたんですかね

「この非常事態に何をとろとろ歩いて居るのだ!疾く来い!」

つかつかと歩いて来る国木田さん。

「朝から元気だなあ。あんまり怒鳴ると悪い体内物質が分泌されてそのうち痔にかかるよ」

「何、本当か?!」

あ、また信じましたね...

「メモしておくといい」

国木田さんは手帳に云われたことを書き込む。

その途中で太宰さんが嘘だけどねと云ったので国木田さんに怒られた。

途中、変な音を鳴らしていたのは云うまでもない。

云いにくそうに黙っていたお兄さんもついに口を開いた。

「あの......'非常事態'って?」

そう云われて国木田さんは何かを思い出したように云った。

「そうだった!探偵社に来い!人手が要る!」

太宰さんは軽く痛めたところを擦りながら云った。

「何で?」

「爆弾魔が...人質連れて探偵社に立て篭もった!」

なんか...色々疲れる気がします

そう思った私はあまり話を聞かず、周りの店を見始めた。

......勿論、途中でそれも飽きましたけどね

14:'爆弾魔'って...面倒事ばかりですね→←12:これが朝の幻覚?なら最悪ですね



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
162人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

時姫(プロフ) - 黒樹ユリ かさくん親衛隊さん» 返信が遅れてしまい、申し訳ありません。 そして、コメントありがとうございます。もしよろしければ、 リクエストの方で何かありますか? 教えていただければ嬉しいです。 (2017年8月23日 19時) (レス) id: f26110437a (このIDを非表示/違反報告)
黒樹ユリ かさくん親衛隊 - 敦君可愛いし天使!!!! (2017年7月19日 17時) (レス) id: 6e14238389 (このIDを非表示/違反報告)
時姫(プロフ) - 月雪桜さん» はい。応援ありがとうございます。 これからも頑張ります。 (2017年5月24日 16時) (レス) id: f26110437a (このIDを非表示/違反報告)
月雪桜(プロフ) - とても面白いです。これからどうなるのかが気になります。頑張って下さい^_^ (2017年5月23日 22時) (レス) id: b41419936b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:時姫 | 作成日時:2017年5月17日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。