敦さん ページ7
部屋を出ると、その部屋の人達は私を見た。
「皆さん、待たせてすいません。」
「いや、いいよ敦君。それより...」
男の人がいきなり前に現れる。
その人は、私の手をとって云った。
「美しい。どうか、私と心中していただけないかな?」
『え?...あの...』
いきなりの頼みに反応ができない。
「太宰さん!いきなり手を出さないで下さい!」
敦さんが私の手から男の人の手を払う。
「わかったよ...あぁ、私の名前を云っていないね。」
その人は、少し間を開けて云った。
「...私の名は、太宰治だ。よろしくね。」
『あ、はい。よろしくお願いします。』
私は、ペコリとお辞儀をする。
隣で敦さんがあっ!と、声をあげた。
「そういえば、君の名前を聞いてないね。」
私は、いきなりそう云われて、ちょっと恥ずかしさが溢れてきた。
『ボソッ)包美...A...』
「え?」
『包美A。これで聞こえましたか...?』
私は恥ずかしくなってこう云った。
『三度目は...云いませんからね...//』
最後の方は、声が小さくなってしまった。
「うん!すごく、いい名前だね。」
そう云って笑う敦さんは、綺麗だった。
『...与謝野さんにも、云われました...』
「あ、そうなの?嫌だったならごめんね。」
『別に、嫌ではないです...』
「なら、良かった。」
「敦君。他の人にも紹介してあげるといい。」
「はい。分かりました。」
敦さんは、いろんな人を紹介してくれた。
国木田さん、谷崎さん、ナオミさん、賢治さん、乱歩さんに、鏡花さん、社長さんのことも紹介してくれた。
「Aちゃんは、仕事をしてるの?」
私は首を横に振る。
『いえ...仕事はしていません。』
「そうなんだ。じゃあ家は?」
『私は、施設で過ごしていたので...家はありません。』
敦さんは一瞬驚いた後にごめんね。と、云った。
『別に平気です。』
「じゃあ、探偵社に来る?きっとみんな喜ぶよ。」
私は、その質問の返答に悩んだ後云った。
『...いきたいです...』
「じゃあ、社長に話さないとね。」
そう云って、社長の元へ私達は行った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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芥川龍之介
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國見つける! - 時姫さん» 國見つける!のコメントとこのコメント間違えたので決してください (2017年5月13日 12時) (レス) id: 882e477b1a (このIDを非表示/違反報告)
國見つける! - 良かった〜 (2017年5月13日 12時) (レス) id: 882e477b1a (このIDを非表示/違反報告)
時姫(プロフ) - ありがとうございます。 蓮空様も小説頑張って下さい。 また、もうすぐで新しい小説ができるので、 そちらの方も、よろしくお願いします。 (2017年4月4日 19時) (レス) id: f26110437a (このIDを非表示/違反報告)
蓮空 - 完結おめでとう!やっぱり書くペース凄い早いですね、私も頑張ります。次回作楽しみにしてます (2017年4月4日 17時) (レス) id: bd7770642b (このIDを非表示/違反報告)
時姫(プロフ) - 蓮空様、ありがとうございます。 昨日のうちに閲覧数が増えていて、 少し驚いていました。 宣伝をしていただき本当に ありがとうございます。 蓮空様も小説、頑張ってください。 (2017年4月3日 7時) (レス) id: f26110437a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時姫 | 作成日時:2017年3月25日 21時