[文スト]包帯娘と虎の少年[中島敦] 完結

幸せな物語 ページ26

「Aちゃん！大丈夫だった？」

『うん。大丈夫。それより、芥川の傷...』

私は能力を発動させて、芥川の傷を包帯で包んでいく。

「なんで芥川を助けるの？」

『...芥川は私のことを助けてくれた。それに...傷を見るのは嫌いだから...』

話しているうちに、治癒が終わる。

『これで平気。行こう敦。』

「うん。帰ろうか...探偵社に。」

『...敦...』

私は敦の服を掴む。

『私は人を殺した。それでも、探偵社にいていいかな...？』

「...大丈夫。みんなわかってくれるよ。」

『敦も...？』

「もちろん！僕はAちゃんのこと、信じるよ。」

『...！...敦、大好き...//』

「！//僕も好きだよ。」

敦は私を抱き締めた。私も敦を抱き締めた。

『...探偵社に帰ろう？みんなに話さなきゃ。』

「そうだね。じゃあ、行こうか。」

そう云って敦は手を差し出す。

私はその手をとり、敦と一緒に帰った。

探偵社に帰ったら、いいことがありますように...

...これが私が初めて幸せだと感じた時。

あとがき→←救ってくれるのは...

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキー文豪

芥川龍之介

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