残念美人の非日常５

胃袋は鷲掴め ページ43

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貴「さて。夕飯はなにを食べたいですか！智くん！」

前野「そうだねー…」

貴「ふむふむ辛いものが食べたいと。」

前野「まだ何も言ってない(笑)」

貴「麻婆豆腐とかいかがでしょう？私の味付けは激辛なので！」

前野「お、楽しみ。」

貴「スタッフさん、私のメガネ取って貰っていいですか？」

前野「なんでメガネするの？」

貴「カプサイシンさんが私のお目目にダメージ負わせてくるから…。」

前野「それはダメだね。」

貴「レーッツクッキング！」


…



貴「完成ー！！」

前野「Aちゃん手際よかった。」

貴「智くんこそ！今日はビールもいっぱい用意してるから沢山飲んでって下さいませ！」

前野「ありがとう。」

貴「それではいっただきまうす！」

前野「いただきまうす(笑)」


貴「どうでしょう…？」

前野「久々に辛いと思うものを食べた！美味しい。」

貴「よかったー！いつもより多めに唐辛子入れて正解。」

前野「いい奥さんになるね、Aちゃん。」

貴「いや、無理でしょう。私が男だったら、絶対こんな女と付き合いたいと思わない。」

前野「今のままのAちゃんがいいと思うよ。」

貴「ねえ、ほんまに！！智くんはあたいをどうする気なの？！惚れちまうやろー！！」

前野「蒼井くんとの離婚を陰ながら見守ってる。」

貴「それ見守ってないと思う。」

前野「本当美味しい。中華スープは酸辣湯風？」

貴「正解！」

前野「Aちゃん料理屋出したら？」

貴「そんな毎日は作りたくないし、声優楽しいから遠慮しておきます。」

前野「じゃあ毎日食べるにはやっぱり結婚するしかないね。」

貴「智くんもたまには作って。」

前野「夫婦みたいな会話だね。」

貴「智くんと結婚したら毎日が幸せなんやろうなー。私、阪神派やけど。」

前野「観戦しに行ったら敵だね。」

貴「ドーム行っても隣で応援できひんの？(笑)」

前野「少し寂しいけどそれも有り。」

貴「あ。それで思い出した！」

前野「ん？」

貴「ジャジャーン！智くんへプレゼントです。」

前野「野球ボールに名前と今日の日付けが彫ってある！！」

貴「へへ、それ私デザインです。」

前野「そうなの？！凄いねえ。」

貴「今日は1日楽しんでいただけましたか？私は楽しかったです。」

前野「俺も楽しかったよ(笑)またプライベートでもどこか行こうね。」

貴「智くんなら喜んで♡それでは皆さん今日はこの辺で！」

前野「さようならー。」

貴「バイバーーイ！」





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