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side：O
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家に着いてみっちーに飲み物を出したりしとると､謙杜が目を覚ましたらしい。
k「ん……､ふわふわ……」
「まだふわふわするなぁ……。おっきせんでええよ。ジュース飲もっか」
謙杜にストローを咥えさせると､喉は渇いていたらしく､紙パックはあっという間に軽くなった。
「いっぱいごっくんできて､えらいなぁ……。ジュース美味しいね？」
k「お……はしくん､ごほうび……」
次に呟く言葉が何かと思えば､それか(笑)
「覚えてたんか〜！」
謙杜の頬をくしゃくしゃと触ると､彼は「えへへ」と笑ってみせた。
「じゃあ……」と僕は玄関の方へ袋を取りにいった。
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「はい､ちっくんのご褒美と卒業おめでとう」
ほんまは卒業祝いやねんけど､点滴のご褒美の方がメインになってしもたな……(笑)
え､点滴のご褒美に3万円は高ない……？
k「わぁ……､くっくだ！」
それは数量限定販売のコラボスニーカー。
「ゴム臭くないんかな？」と思うけど､謙杜はその靴をぎゅっと握って離そうとしーひん。
k「これはいて､おおはしくんとおにごっこするの！」
「うん､元気になったら､いっぱい走ろうな」
謙杜の頭を撫でながら､後ろを振り向くと､唇を尖らせて俯きかけとる､完全に拗ねた様子のみっちーが座っとった。
「みっちーも卒業おめでとう。謙杜のこと教えてくれて､ありがとうな」
僕はみっちーの頭も撫でてから､プレゼントを渡す。
彼への卒業祝いには､有名ブランドのスキンケアセット。
それを受け取ると､照れ笑いを浮かべる。
「すぐに拗ねて､それが顔に出てしまうところはまだまだ子どもで可愛ええなぁ……」と僕もなんだか照れた。
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それから1週間後。
「っしゃ､手加減はしーひんからな！」
今日は謙杜との約束通り､中学生以来の鬼ごっこ。
それだけ久しぶりなせいなのか､10代と20代の体力差なのか､どっちなのかは分からへんけど､早くも限界に達してしまって､ちょっとスピードを落とした､その時。
k「いった！」
「大丈夫！？」
転んでしまった謙杜の肩に手を置くと。
k「捕まっちゃった！」
「あはは」と笑う謙杜につられて､僕も笑う。
謙杜の笑顔は､夕日に照らされて､眩しくて。
マンネの無邪気な笑顔､これからもずっと守りたいな､守らせてね。
end.
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toki(プロフ) - さくらさん» 諸事情がありまして ずっと投稿できず 申し訳ございませんでした(;_;) 次ページの方にて公開致しましたので もしまだ読んでくださっているのでしたら ぜひお読みくださいませ (2023年4月7日 18時) (
レス) id: 904b96111b (このIDを非表示/違反報告)
ひなちゃん - だいちゃんが、熱だして甘えん坊になるのが見たいです!このお話大好きです!よろしくお願いします!! (2022年10月7日 9時) (レス) @page50 id: a7a726468f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - tokiさん» ありがとうございます！ 道枝くんが仕事で嫌なことが続いて病んじゃって自傷するお話が見たいです！難しいと思いますがよろしくお願いします！ (2021年8月17日 13時) (レス) id: c878c6a6b2 (このIDを非表示/違反報告)
toki(プロフ) - さくらさん» 書けますよ！ 病状やメンバーなどのご要望をくださると有り難いです(;_;) (2021年8月16日 23時) (レス) id: c3554eec3c (このIDを非表示/違反報告)
toki(プロフ) - みじゅちぇさん» 投稿もレスも遅くなって ごめんね いつもありがとう ちゅき(;_;) (2021年8月16日 23時) (レス) id: c3554eec3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：toki | 作者ホームページ：https://lit.link/toki087
作成日時：2021年1月18日 16時
