【コロイカ】王との馴れ初め

12らしい！#恋愛会議ー1ー ページ15

ミナサイド

あぁ…昨日は大変だったな…

私は洗面所で顔を洗いながら、昨日の出来事を思い出していた。

あいつ何であんな事したんだ…？
さすがに数回しか会ってない相手と…////

もしかして私の事が…？
ないない！///有りえる訳がない！！////

そう思いながら思い切り顔をタオルにぶつけると、勢い良く顔についた水滴をふいた。

そうしていると、イカホから軽快な音楽が。

少し湿った手で画面を見ると、「ストラップ」の文字。メールを開くと、『今暇？良かったらカフェ行かない？』と書かれていた。

とくに今日は予定がない。『どこで待ち合わせだ？』と聞いたら、ハイカラスクエアのバトルロビーと返って来たので、早速準備を始めた。

＿バトルロビーへと行くと、もうストラップは来ていた。

ミ「…待たせたな。すまない。」
ス「ううん！全然大丈夫〜！私も今来た所だから〜！じゃ、行こっか！」
ミ「あぁ。」

私達は今イカスタ映えで流行っているというカフェへと向かった。

カフェへつくと、二人という事ですぐ店に入れた。私はテキトーな物を注文し、席につく。

ス「すごいおしゃれな店だね〜」
ミ「そうだな…で、カフェに呼んだ理由は？」
ス「ギク…率直に言うと…ミナちゃんに好きな人って居ますか！？」

…スキナヒト…？はぁぁ！？
私はすぐにそのワードを聞くと顔を真っ赤にして

ミ「居るわけないだろう！///」
ス「ははん〜その顔は居ますな〜」
ミ「ば、ばばばかな！？そんな訳…///」
ス「正直に言うと…？」ワクワク

私は唾をごくりと飲み込んだ。
何故か頭の中にはエンペラーの顔しか浮かばない。私は…エンペラーの事が…？

ミ「エンペラー…かもしれない…」
ス「かもしれないって(汗)じゃあ、エンペラーの良い所言ってみて？」

ストラップのリアクションも無理はない。
私は一旦呼吸を整えた。

ミ「…外見かっこいい、性格は天然なのも可愛いがそこにささやかな優しさがある…あと、」
ス「あぁ〜もう良い！(汗)もうそれは完全好きって事だよ！？」
ミ「あ、すまない…ってはぁぁぁぁぁ！？」

私は思わず大きな声をあげる。
ストラップはニヤニヤとした表情で話した。

ス「エンペラーはどんな感じなの？」
ミ「そういえば昨日……」ヒソヒソ
ス「ええええええ！？何それ！？完全両想いじゃん！？」

私が昨日の出来事を話すと今度はストラップが大きな声をあげる。

ス「それでそれで！？もっと話聞かせて！？」
ミ「あ、あぁ…(汗)」

私達の話は日が暮れるまで続いた。

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