プロローグ-2- ページ3
夕食の後、寝る準備をしていた私の部屋の扉からノックが聞こえた。
『どちら様ですか?』
メイド「失礼します、A様」
『はい、どうぞ』
ノックをしたのはメイドだった。メイドは扉を静かに閉めると、私に近づく。
メイド「A様、こちらをお召し上がりください。」
『これは…ホットミルク、ですか?』
メイド「はい、旦那様がA様にと」
『お父様が…? …ありがとうございます、って伝えておいてください。』
メイド「分かりました。では、私はこれで。」
ガチャリと扉が閉まられると、私はふぅ…と息をつく。
(お父様が私にホットミルクなんて…ふふ、なんか嬉しいかも。)
私はホットミルクを一口すすると、ほどよい甘みが口に広がり、心が温かくなるのを感じたのだった____...
寝る前に読書をしていた時だった。
『!?』
突然襲ってきた眠気に本が私の手から落ちる。
(何、これ…!?目の前、が…)
そう心の中で思った時には、すでに私の意識は深い眠りに落ちていったのだった___......
?「……へぇ、やっぱり効くんだなこの薬。…すまねぇ、本当はおめぇを巻き込みたくなかったんだべ…」
そう言う男の顔は少し迷いがあるような、悲しみの表情を浮かべていたのだった___.....
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作者名:天城 | 作成日時:2018年1月22日 20時