ボロボロの山姥切国広 ページ14
「慣れてきた?」
そう聞けば書類に文字を書く鶴がこちらを向いた。
字が異様に綺麗なんだけど。
「あぁ、何度かやってると慣れるもんだな。」
まだ二日しか経っていないけど。
もう随分と慣れてきたのか、ペースについてこれるようになっていた。
彼の手には私がプレゼントした万年筆が握られていた。
「本当、助かってるよ。次の人呼ぶね。」
《本丸No.65294の山姥切国広様、ルーム6までお越しください》
アナウンスを切る。
「俺もまさか主の隣で働けると思ってなかったぜ。」
隣の鶴爺が呟いた。
…私もだよ。まさか仕事場の隣に鶴がいるとか、全く。
コンコン、とノックが入る。
ドアが開き、見えたのはボロボロで重傷の山姥切。
「な、何が…!?」
ガタっと立ち上がる。
山姥切は椅子に座ると
目にうっすらと涙を溜めてこちらに訴えてきた。
「レア刀を1振り譲ってくれないか…」
「え」
「このままじゃ…兄弟が…」
…もしかして、人質…?
必死な様子で訴えてくる山姥切。
一旦落ち着かせる。
僅かだが霊力を注ぎ、精神状態を落ち着かせる。
「何があったのかお話ください。深呼吸して。」
恐らく、審神者関係であろう。
横の鶴が不安そうにこちらを見た
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カリナ@(プロフ) - うぐいすさん» 麩……!!本当だ…ありがとうございます(*´˘`*)うぐいすさんのコメントを機に更新再開したいと思います! (2017年10月12日 1時) (レス) id: 4a2c949ac9 (このIDを非表示/違反報告)
うぐいす - 鶴丸が本当に面白可愛くて読んでいて楽しいです!これからも応援させてください。連投失礼しました。 (2017年10月12日 1時) (レス) id: 8feaad5a02 (このIDを非表示/違反報告)
うぐいす - 「ふすま」の表記が襖ではなく麩になっていました…麩だと食品の意味合いになってしまうかと。作品、いつも楽しく読ませていただいています! (2017年10月12日 1時) (レス) id: 8feaad5a02 (このIDを非表示/違反報告)
もやし(プロフ) - しりとり笑笑毎回気づかずにどこからか探してました笑 (2016年1月15日 16時) (レス) id: d20efccd98 (このIDを非表示/違反報告)
カリナ@(プロフ) - 澪さん» ありがとうございます!!最近更新サボってましたがこれからは頑張りますのでこれからは頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2015年11月9日 15時) (レス) id: 799e6e0caf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カリナ | 作成日時:2015年9月16日 22時