【刀剣乱舞】はい、こちら刀剣相談所ですが。

足にまとわりつく白 ページ11

「ありがとう。迷惑かけたな。」



「いえいえ、楽しかったので結果オーライですよ。」



昨日は本当に楽しかった。
どうやら今ここの審神者は買い物に出かけているらしくいなかった。



「それでは、またのご利用、お待ちしています。」



門を閉め始める。
中にいた2人が手を振っていたので私も手を振り返せば何らかの達成感。

とりあえず終わったので
一旦本丸に帰ってから行くとするか。

自分の本丸No.を入力してワープ装置を作動させる。
気づけばもうそこは自分の本丸。
これ作った人かなりの天才だわ。

特にただいまと言う理由もないので
静かに本丸に入って仕事の支度をする。
カバンと制服を持てばいざ、仕事場へ！


…………行くはずだった。


重い。
足が重い。全く動かない。

びょ病気かっ！？

足元を見れば
わたしの足にまとわりつく白い物体。
ついに幻覚も見え始めたよ私。


「俺も行く。」


ガキかお前はぁぁぁあ！！！



「って言われてもねぇ…ってかガキか。離れろ。」


動かそうとするが全く動けないなんだこいつは…凄まじい腕力だ…。
ってか腕細っ！？


「連れていくまでこうしてるからな」


だからお前はガキか！！！
もうお前じじいだろ！？
いや私も連れていきたいのはやまやまなんだけどね！？

しょうがないから相談所の事務に電話する。
すると5秒も経たないうちに電話のコールが切れる。
その代わり人の声が聞こえた。



《はいもしもし。こちら刀剣相談所の》


「あーそこで働いているものなんですけど、足に真っ白鶴がまとわりついて動けないんですけど連れて行っても大丈夫ですか？」


《少々お待ちください。》


すると少し間があく。
だがすぐに電話に戻ってきて再び声が聞こえた。



《連れて行っては行けないというルールは出ておりませんので、1人、刀剣を連れていっても大丈夫だそうですよ。》



おいマジかよ。

鼻眼鏡の方が似合ってるよ→←プリンです。はい。

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