十四話:傀儡の選択は妹＜傀儡使いらしい ページ16
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A『今日も綺麗ですよ………冬武。
少し本気を見せるにはこの形態の方がいいようですね。』
整った綺麗な顔をした人型(紅葉)に変形した冬武は､
開かれた金色の瞳で私の方向を見た。
私は冬武に近づき､
整えられた桃色がかかった橙髪を優しく撫でた。
すると冬武は私の背中に両手を回し､
まるで恋人にでも会ったかのように優しく私を抱きしめる。
この行動は冬武が勝手に取った行動であり､
私は何の命令も出していない。
数秒程で＿＿＿＿＿
自然と冬武は離れ､私の前に立って戦闘態勢になった。
相変わらず私の傀儡達は理解出来無い行動をとるなぁ＿＿＿。と感じていた。
サクラ「アンタ！お兄ちゃんに何をしたの！
私の………あの優しかったお兄ちゃんを返して！」
いつの間にか巨大な手から抜け出していたサクラが、
私を睨みながら大きな声で言った。てか喧しい。
A『何の事ですか？冬武は私の大切な傀儡であり､
形態変化をさせるのは私の自由な判断です。
貴方には無関係でしょう。
それとも誰かに似てましたか？』
笑顔のまま私は､サクラに向けながら嫌味を言った。
すると怒ったサクラは＿＿＿＿＿＿
右腕から右拳を振りかざしながら私の元へ走って来る。
私は自ら印を結ばず､
冬武に一瞬だけ視線を向け術の指示を送った。
送った通りに冬武が術を発動する。
冬武が両掌を上に向けた状態で前に出し､
掌から大量の水が流れ始めた。
水は地面の中へ流れ､
先程までサクラが立っていた場所が大量の湖となった。
湖になった大量の水を使って一気に持ち上げ､冬武は硬い水の障壁を作り上げた。
障壁の周りには水で出来た通常より大きな水色の薔薇が何万個も宙を舞った。
この水で出来た薔薇が何なのかを知らないサクラは､
自身の拳で近くにあった薔薇を殴りつけた。
サクラが殴りつけた薔薇は水色から､
一瞬で赤色に変わりサクラの手にかかった。
サクラ「あ“っ！熱っい！何､この花は！」
かかった薔薇の水に寄り､サクラの拳は真っ赤に火傷をした。
A『術の効果も知らぬくせに攻撃するからですよ。
本当に間抜けな方。この術は水遁:極熱薔薇(ｷﾜﾐﾈﾂﾊﾞﾗ)。
植物にも生命がある事を､貴方にも思い知らせてあげますよ。』
笑顔を崩さずに､左頬だけを吊り上げたような表情を浮かべながら私は言った。
十五話:傀儡使いには人の痛みは分からない→←十三話:傀儡は別の顔を持っている
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実弥＆左馬刻＆勝己Love - はじめまして。こう言う愛され最高です。 (2021年8月31日 19時) (
レス) id: a5d4d80cb6 (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - 凛さん» こんにちは。コメントありがとうございます。またサソリとの絡みを作りたいと思います。 (2019年6月5日 10時) (レス) id: 5875e830d4 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - こんにちは！傀儡&夢主可愛いすぎます〜(^ ^)また旦那とも絡ませてほしいです！更新待ってます！ (2019年6月5日 9時) (レス) id: 4bc0a0d93a (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。この話の夢主と雪代巴の恋愛短編集と言う意味で間違いありませんか？ (2019年1月19日 0時) (レス) id: 5875e830d4 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月18日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十騎 幽鬼 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年7月17日 4時
