冒頭:傀儡は骸を蝕す ページ1
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ヒタヒタッ＿＿＿＿
ペタペタッ＿＿＿＿
「ヒッ！いっ………命だけはどうか助けてくれ！」
一人の青年が歩けば＿＿＿＿
青年を追って来た追い忍が自身の命乞いをする。
ニコッと笑顔を浮かべながら､青年は何も聞こえていない様子で無視し､命乞いをしている追い忍を見つめながら指差した。
すると青年の隣に立っていた白い傀儡が＿＿＿＿自分の意思で動き始め､生きている追い忍を死した骸へ変えた。
・
近場の岩に腰を下ろす。
新鮮な血肉のついた骸を美味しそうに蝕している傀儡の姿を笑顔を崩さず､青年は静かに見ていた。
青年の傀儡は肌が白い為､骸を蝕す度に口周りが赤く染っていく。
A『さて春龍…………
そろそろ移動をするので､蝕すのは終わりですよ〜。』
丁度白い傀儡が蝕したのを見計らって青年は立ち上がった。
バキッ！
バキッ！バキッ！
青年は不要になった骸の骨を踏み歩きながら､
“春龍(ｼｭﾝﾘｭｳ)”と呼ばれた白い傀儡を呼び寄せた。
その声に反応した春龍はゴクン！と喉元を鳴らし､
口の中で蝕した物を飲み込んだ。
春龍はゆっくりと顔を上げた。
先を歩き始める青年の隣へ近づく。寂しかったのか青年の後ろから優しく抱きしめた。
A『ふふふっ………。
相変わらずスキンシップが好きですね､春龍は。』
青年は一度抱きしめている春龍を離させ､血で穢れた口の周りを持っていた布で優しく拭いた。
A『さて春龍………。
次は何処に向かいましょうか………。』
ポーチに入れて持ち歩いている二枚の黒い布を取り出しながら青年は言った。
取り出した一枚の黒い布を春龍の頭から被せて､もう一枚を肩から掛けて着せた。
表情が無い春龍に対して青年は『少し暑いですが我慢して下さいね。』と声をかけた。
青年はまるで恋人のように春龍の真っ白な手を優しく握った。
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実弥＆左馬刻＆勝己Love - はじめまして。こう言う愛され最高です。 (2021年8月31日 19時) (
レス) id: a5d4d80cb6 (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - 凛さん» こんにちは。コメントありがとうございます。またサソリとの絡みを作りたいと思います。 (2019年6月5日 10時) (レス) id: 5875e830d4 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - こんにちは！傀儡&夢主可愛いすぎます〜(^ ^)また旦那とも絡ませてほしいです！更新待ってます！ (2019年6月5日 9時) (レス) id: 4bc0a0d93a (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。この話の夢主と雪代巴の恋愛短編集と言う意味で間違いありませんか？ (2019年1月19日 0時) (レス) id: 5875e830d4 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月18日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十騎 幽鬼 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年7月17日 4時
