肆拾伍 ページ46
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「はぁ!?
燭台切さんも鶴丸さんも訳わかんない！
あるじさんかわいそーじゃん、ねぇ？」
事の顛末を聞かせると乱と名乗る金髪少女……否、男士は憤慨したように声を上げた。
成程、あの真っ白い彼は鶴丸というのか。
きっと乱本人は大激怒なんだろうがやはり、ぷんすか怒るさまは可愛い。
そして唐突に同意を求められた大勢の彼の兄弟達はというと、もうタジタジだ。
「でもまぁ、流石に整えた畑荒らすのはなぁ……いくら旦那方でも感心しねぇなぁ」
乱と数名を除く、大勢の兄弟を背中に庇いながらも溜め息を吐くのは、兄貴肌の少年……薬研。
なるほど、彼らは優しいな。
恐らく薬研の態度から、私を警戒しているのは間違いないだろう。
しかしそれでも、鶴丸や燭台切達の行為は流石にやりすぎではないか、と述べる。幼い容姿だが、どうやらしっかり教育されているようで、思慮深くしっかりした子達なのだろう。
「そうだ、なぁ大将。あぁ、俺は厚藤四郎だ。
えーと……ものの厚さをいうときの厚、だ。
俺にいっちょ、提案がある」
……あぁ、そしてここの兄弟は親切だ。
私が薬研の名前を聞いて首を傾げたことで、あまり頭がよろしくないのを察したのだろう。
名乗る際に、自分の名前の漢字を丁寧に教えてくれるようになった。
『わざわざありがとう。どうした、厚。』
私の傍……乱の隣に胡座をかいていた厚を見る。
「おう、その畑なんだけどよ！
今から俺らと一緒にもういっぺん、元に戻そうぜ。
大将も見ての通り、粟田口は兄弟が多い。
だから今から全員でいっぺんにやりゃ、まだ夕餉には間に合うだろ？」
なるほど……だが、彼らはそれでいいのだろうか？
『私としては有難いし、是非お願いしたいが……お前達は私に手を貸して良いのか？』
大勢の兄弟達を見渡すように目をやると、少し悩んだあと全員の目が集まるのは、薬研。
おそらくだが、ここの中では恐らく1番発言力を持ってるのだろう｡
外で真っ先に私のところに来た乱と五虎退でさえも、心配そうに薬研を見つめている。
視線を集めた薬研は、その期待と心配の交じった視線にうーーん、と少し悩んだのちに顔を上げた。
「……まぁ、いいか。
今回に関しては旦那方の失態なんだし、いち兄に知られたところで……そこまでお咎めはねぇだろ。
今回だけだからな？」
『ありがとな、薬研。助かる』
「おう、いいってことよ」
わいわい、がやがや。
部屋が一気に騒がしくなった。
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朔夜(プロフ) - あみあみさん» 今週もコメントありがとうごさいます！来週テストですか・・・頑張って下さい！私もそろそろ学校が始まるので更新ペースが・・・頑張りますね・・・これからもよろしくお願いします！ (2017年9月16日 13時) (
レス) id: 69535f952d (このIDを非表示/違反報告)
あみあみ(プロフ) - ついに続編かーーー 来週楽しみダーーー あっ、来週私学校のテストダ・・・ よし、この小説を読むためにテストがんばりまーーーーす (2017年9月16日 12時) (レス) id: 3f689df719 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - あみあみさん» コメントありがとうございます！どうも今回、更新日時表示が途中までオフだったみたいで・・・私自身「何故！？」と思いながら何度も更新したので見にくかったと思います・・・すみません！ (2017年9月10日 9時) (レス) id: 69535f952d (このIDを非表示/違反報告)
あみあみ(プロフ) - 更新されてからすぐに読みました 朔夜さんサイコーーーーーーー (2017年9月10日 2時) (レス) id: 3f689df719 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - ゆらさん» わざわざコメントありがとうございます！主人公は私も「こんな友達ほしいなぁ」と思いながら作ってるのでそう言っていただけて本当に嬉しいです！これからは忙しくなるので更新ペースは落ちそうですがどうかよろしくお願いします。 (2017年9月2日 23時) (レス) id: 69535f952d (このIDを非表示/違反報告)
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