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3 出会い ページ3

sideてつや



編集しながら牛丼を食べる。
これ食べすぎて美味しいのかもわかんねぇや。



そんなこんなしてたら撮影の集合時間が迫ってて、急いで撮影場所に向かう。

早起きして偉いね?違う、寝てないだけ。




あーあ、今日も撮影、編集。
好きなことをしてるはずなのに、最近はなんか調子が悪い。





て「おーす。………は??」



メンバーはもう来てるだろうなぁとか思いながら家に入ったらそこにはバディの亀ちゃんと、




知らない女がいた。




り「おーてつやおはよう、この人今日から家政婦なんだって。」



そういうりょうの顔は笑ってない。
他のメンバーの顔も硬く、状況を伺ってるようだ。



『はじめまして、てつやさん。今日からこの家の家政婦をやらせていただくことになりました。香藤Aです。どうぞよろしくお願いします。』



律儀にそう言って深く頭を下げた彼女は、綺麗な顔立ちで、俺らより若いだろうに、凄く落ち着いた雰囲気を持っていた。




亀「てつやさん、前話した家政婦の件、ようやくやってくれる子が決まったんです。
この子は僕も信頼をおける子だから安心して。」




前々から家政婦の話は聞いていた。
メンバーも俺もあんまり賛成ではなかったけど、亀ちゃんがあまりにも押してくるし、俺らの体調も悪くなる一方だったから受け入れていた。




て「わ、分かりました…これからよろしくお願いします…」



『至らない点の方が多いと思いますが、尽力させて頂きますので、こちらこそどうぞ宜しくお願いします。』



そう言ってまた深くお辞儀をした彼女。

顔をあげて、見えたその瞳は揺れることなく、真っ直ぐ俺に向けられていた。



そのあと、亀ちゃんから詳しい説明があった。
彼女は住み込みで働くらしい。



これからどうなるんだろう。



忙しさで窮屈になった心に新しく生まれた、
近い将来への不安、
彼女に対するよく分からない興味、

なんだか頭が熱くなるのを感じた。

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作者名:はるまき | 作成日時:2020年1月21日 20時

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