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16 居場所 ページ17

sideA




あまりにも、あまりにも優しい目で、優しい言葉を伝えてくれる皆さん




自分の存在を肯定してくれているように感じてしまって、





もう泣かないって決めていたのに、




涙が勝手に溢れて止まらなかった。






て「大丈夫ですか?」




『…はい、大丈夫、大丈夫です。』





大丈夫、ここなら大丈夫。




漠然として、確信はないけど、






ここなら大丈夫。






『皆さん、本当にありがとうございます。ニコッ
お部屋見せていただいてもいいですか?』




り「もちろん、てか、選び放題だよ。」



白い綺麗な歯で笑うりょうさん




て「どれにしますー?」




む「ベットこれ移動したほうがいいね、Aさん家具とか持ってきました?」




『あ、私荷物これだけなんです。』



持ってきたキャスケースを出す。




り「えっまじ?少な!」



と「パッキングのプロやん、それは。」



り「そう言うこと??w」




む「じゃあ、このベットあげます!いつもてつやとかしばゆーが寝てたやつだから気を付けてね。」




き、気をつける?



『いいんですか??本当ありがとうございます…』




て「じゃあこの部屋に決まりねー」



てつやさんとゆめまるさんがベットを運んでくれる。




ちょうどベットの設置が終わったとき、しばゆーさんが入ってきて





し「じゃーん、引越し祝いです。」


と言って、


何かよく分からないオブジェ?みたいなのをくれた。


『??ありがとうございます…』




と「てかそれもともとあったやつやんw」




し「引越し祝いです!部屋殺風景で寂しいでしょ」




『ふふふ、ありがとうございます。ニコッ飾らせていただきますね。』





む「よし、これで一応終わり!家具とかは今度頼もうね」



『ありがとうございます!
皆さんもありがとうございます!』







皆さんが作ってくれた部屋





ベットとしばゆーさんのオブジェしかないけど、






私には贅沢すぎるくらい立派な、









私の初めての居場所。

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作者名:はるまき | 作成日時:2020年1月21日 20時

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