○橙色の夕日 ページ7
てつやside
俺は無理をさせてしまっているかもしれない
簡単に「ねえ、Aも一緒にやらん？東海オンエア！」なんて誘ったからかもしれない。
メンバーが決まったときは
よし！この７人で天下取るぞ！
なんて思った。
もちろん、今も７人でよかったと思っている。
「てっちゃんってさぁ、東海オンエアがなかったら、今頃この世にいないかもね。」
て「なにそれ」
たまに呼ぶ てっちゃん に心が躍る。
「それくらい似合ってる。それくらい東海オンエアにぴったり」
Aがいなければ、東海オンエアは存在していたかどうか。この明るい天使のような笑顔で、どれだけのリスナーさんの心を掴んだか。
て「Aがいるから、東海オンエアがあるんだよ」
またそういって、Aの自由を奪う。
君は後悔していない？
東海オンエア が 負担になっていない？
「てっちゃん…私、普通の女の子になろうかな。」
て「え、それって。」
「東海オンエアは辞めないよ。今まで我慢してたっていうか。東海オンエアのせいではないの。
久しぶりに 恋をしたい。」
ホッとしたと同時に、君が恋をすることを
我慢していたという事実が突き刺さる。
誰と恋をしようが勝手なんだけど、
応援するよ と言いながら、
それが俺だったらと強く思う。
タブーだと思ってたんだ。
メンバー内で恋愛するなんて。
もしも許してくれるのならば、
俺も我慢していたことを始めよう。
俺はAが好きだ。
て「ねえ、A」
「なに？てっちゃん。」
て「俺も恋愛する」
「それ、いつものことじゃん」
そう笑った君に、この笑顔を俺のものにしたい。
なんて格好良いことなんて言えずに。
気づいてしまったんだ。
本当に心から愛しい人。
「てっちゃん、夕日見て！綺麗！」
その横顔から目が離せない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
tee(てぃー)(プロフ) - らいさん» ありがとうございます！暖かいお言葉感謝いたします^_^ (2018年8月14日 6時) (
レス) id: 63b76d8e67 (このIDを非表示/違反報告)
らい - 新作お待ちしてます！ (2018年8月9日 2時) (レス) id: 6e55d017c7 (このIDを非表示/違反報告)
らい - 100票目いただきました( *´艸｀)すごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年8月9日 2時) (レス) id: 6e55d017c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：tee(てぃー) | 作成日時：2018年1月13日 23時
