月が綺麗ですね Part2 【東海オンエア】

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てつやSide



Aが名古屋に帰ってからというもの、俺はまた何もする気が起きなかった。



一瞬いい感じになったかと思ったのに、Aは気まずそうに帰っていった。



あれは本当に一瞬の出来事で結局俺たちは結ばれない運命なのだろうか。



有耶無耶にされてしまうくらいなら、はっきりと言われたほうがまだマシだ。



朝は



「てつや、朝だよ。朝ご飯できたから起きて」



と甘い声で起こしてくれて、美味い飯を俺に作ってくれて、
俺が美味い美味いと食べる姿を見て嬉しそうに微笑む。



俺が編集で疲れてリビングに来れば



「お疲れ様。てつやはすごいね。尊敬するよ」



と労いの言葉を俺にかけて一緒にソファーに座ってゲームをしてくれる。



動画をあげられなくて虫眼鏡に怒られた時だって



「ざわくんはてつやに期待してるから怒るんだよ。
期待しない人には何も言わないもん。てつやはよく頑張ってるって私は知ってるよ。
でも、もう少しだけ頑張ってみない？私には編集のことよくわからないけど
終わるまでちゃんと隣にいるから」



と励ましてくれた。



俺の話を聞いて



「本当にてつやって面白いねｗ」



と笑ってくれた。



としみつもりょうもいい奴なのは俺が良く知っている。



て「A…」



でも。



でも俺はAのことが好きなんだ。



絶対に渡したくない。

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