月が綺麗ですね Part2 【東海オンエア】

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としみつSide



と「やべえ、車の鍵てつやん家に忘れてきたわ」



虫「早くとってきなよ」



り「俺らは先帰ってるね」



と「おう、またな」



俺は慌てててつやの家に戻るとリビングではてつやとAが会話していた。



て「俺にしなよ」



「ダメ。ダメだよ。私は結婚してるの」



最悪のタイミングに来てしまったかもしれない。



て「でも、2人の間に愛情はないんだろ？俺はAのこと、好きだよ？愛してるよ？
Aのこと、絶対に幸せにする」



「…ダメだって…」



て「本当にそう思ってる？」



「…っ」



俺は廊下からこっそりと2人の様子を見た。



「…浮気はダメだよ」



て「本当に？」



「バレたらなにされるかわからない…」



て「俺が絶対に守るよ？」



「てつやに迷惑かけたくないし…」



て「迷惑かけてよ。俺のこともっと頼りなよ。俺にしなよ」



「…もっと…もっと早くてつやに出会っていればよかった…」



そう言ってAはてつやに抱き着いた。



そういうことか。



俺が気付かない間に俺は先を越されてしまったのか。



ガン！



俺は力が抜けて思わず持っていたリスナーから貰ったプレゼントを床に落としてしまった。



「…誰かいる…？」



マズい。今来たフリをしなければ。



て「…としみつ…どうした？」



と「あー、車の鍵をさ、リビングに忘れたっぽくてさ」



「…あ、これ？」



と「そう、それ。ありがと」



「うん」



と「じゃあ、またな」



俺が2人に別れを告げて帰ろうとすると



て「あ、俺コンビニ行きたいからちょっと出かけてくるわ」



「わかった。行ってらっしゃい」



どういうことかはわかった。



他のメンバーには言うなと口止めされるんだろうな。



俺はてつやと一緒に家を出た。

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