いつも見ていた彼女に ページ3
(としみつside.)
今日は東京にてつや、りょう、虫さん、俺で大型企画の打ち合わせをしに来ていた。
会議室に入り、多少時間があったから編集をしていた。
そうするとてつやが勢いよく会議室に戻って来て
虫 「あれ？タバコは？」
て 「行こうとしたら、あの、Aさんがいた！」
俺はイヤホンを取り、
と 「なんだって？！」
り 「反応はやっ」
て 「思わず話しかけちゃって、ちょっと待っててくださいって言ってあるから挨拶いこ！」
と 「本物に…今日東京来て良かった」
虫 「ちゃんとファンですって言うんだよ」
てつやの後に続いて、Aちゃんのところに。
そこには俺がいつも見ていたAちゃんがいて、緊張してファンですなんて第一声で言えなかった。
でも虫さんが、
虫 「としみつ、ほら！」
と 「えっと、めっちゃファンです」
振ってくれたものの突然すぎて、おいって思ったが
彼女は、
A 「フフフ、知ってます。控え室動画、拝見しました。」
驚いた。見られていると思っていなかったので、あんな語らなきゃよかったと後悔した。
それからもAちゃんと、少しお話しLINEを交換することに。
A 「動画の時と雰囲気違うね」
と 「そう？」
A 「なんか東海さんの動画の時とはちょっと違うなぁ。
でもとしみつさんの歌、好きです。今度是非一緒に歌ってください」
と 「是非！あ、LINE送るね」
スタンプを送り、みんなで少し会話してるとAちゃんは打ち合わせで会議室に戻っていった。
俺らも戻り、
て 「としみつよかったじゃん」
と 「本物だった…」
り 「仲良くなるチャンスだよ！頑張んなよ！」
虫 「としみつ、ファンですって言わなかったら話発展してなかったかもよ？」
と 「振られた時は、あとで殺虫剤でも撒いてやろうかと思ったけど感謝したわ。ありがとう」
一同 「(爆笑)」
バディさんが会議室に入って来て、
バディ 「ごめんね、遅くなって」
て 「全然！さっき、Aちゃんと会ったんだけど今度コラボしてもいいっすか？」
バディ 「こちらは全然。あとで担当に確認してみるけど、本人は許可してくれた？」
て 「はい。岡崎行きますよ〜って言ってたっすね」
バディ 「そこまで言ってくれてるなら、大丈夫だろうな。確認して伝えるよ」
て 「あざっす」
バディ 「じゃあ早速打ち合わせ始めようと思うんだけど…」
色んな事が変わっていくなんて、この時は予想も出来なかった。
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作者名：ななみ。 | 作成日時：2020年8月11日 17時
