サヨナラは寂しいけど ページ17
品川駅の近くで、個室の居酒屋さんがあったのでそこに入ることにした。
と 「じゃあ、今日はお疲れってことで乾杯」
A 「乾杯っ」
A 「まさか今日もとしみつくんに会うと思ってなかったな〜」
と 「俺はめっちゃ言いたかったけど、ちゃんと我慢が勝ったわ」
A 「歌コラボは久しぶりだったんだけど、やっぱ1人より緊張感あるし、
何より一体感があってやっぱいいんだよね〜。
それにとしみつくん、息が合うから本当に歌いやすかった！」
と 「俺もそれは思った！楽しませてくれて本当にありがとうな」
A 「このコラボ、みんなから好評だったらいな〜」
と 「絶対良いと思うけどな〜。むしろ悪い評価ばっかだったら
わかってねーなって言ってやるわ」
A 「ちょっと、マウント取るのやめてよ〜」
それから2時間位、次やるならどんなのやりたいよねとか好きなアーティストの話とか
2日前に色々とお話したにも関わらず、話は尽きなかった。
としみつは時計を見て、
と 「そろそろ行くか」
A 「そうだね、はぁー今日はもう満足すぎてる」
お店を後にし、駅に向かう。
改札前で
と 「じゃあ、今日は1日ありがとう。めっちゃ楽しかった！
今回の動画のことはまたLINEで話そう」
A 「うん！こちらこそ本当にありがとうね。あ、東海さん達にもよろしく伝えてね」
と 「おう！」
A 「あぁ、今回ばかりはちょっと寂しいな〜。
としみつくんも東京に住んでたらいいのにって思っちゃう」
と 「そんな事言わんでよ…帰りたくなくなっちゃうから」
A 「…また東京来たら会ってくれる？LINEもしていい？」
と 「もちろん。だからお互い頑張ろうな」
A 「うん、そうだね！ほら、そろそろ行かないと」
と 「うん。じゃあ、またな」(Aの肩をポンとし)
A 「ばいばい、気をつけて帰ってね」
お互い手を振り、駅を後にした。
寂しさでいっぱいになったAだったが、としみつからすぐLINEが入り
としみつ
寂しくなったらいつでも電話してこいよ、話し相手ぐらいにはなれるから。
A
本当に優しいよね、ありがとう！元気出た！
とても濃い1日が終わっていった。
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作者名：ななみ。 | 作成日時：2020年8月11日 17時
