幼なじみという壁 ページ20
(としみつside.)
スタジオを後にして、Aと車に乗ってご飯屋へ向かう。
A 「そういえばね、この前小学校6年の時の担任の高田先生に駅で偶然会ったんだよ!覚えてる?」
と 「あぁ〜懐かしいなぁ。元気にしてた?
俺ら席隣だった時、授業中不意にAが変な落書きしてきて爆笑しちゃって怒られたりしてたよなぁ。」
A 「それめっちゃ懐かしい!高田先生元気そうだったよ。
私たち一緒に活動してるんですって話したら、今も変わらず仲が良いのね〜って喜んでくれたっ。」
と 「そっかぁ。。喜んでくれたなら、何よりだなぁ。」
仲がいいねぇ・・・。
確かに幼なじみだし仲はいいけど、そろそろ進歩したいし・・・
でも関係崩れるのは嫌だし・・・どうすればいいんだよ。
Aの気持ちが、本当にわかんねぇ。。
A 「としみつ?なんかぼーっとしてるけど。」
と 「あぁ、ごめんごめん。小学校の頃の記憶に浸ってた。」
A 「そういう時あるよね〜、楽しかったもんなぁ。
よくとしみつの家にも遊びに行ったりしてたしね〜。」
普段はとしくんって呼ぶことが多いのに、
としみつって不意に呼んでくれたりするのも嬉しいんだよな俺って。
そんな事を考えながら運転をしていると
A 「あっ!ゆめちゃんの車だぁ。これから彼女に会いにいくんかな〜。
明日車見たよ〜って話そ〜。」
と 「ほんとだ〜。彼女に会いに、、なんかいいな。」
A 「としみつも早く彼女いない大学卒業しなきゃね〜。」
と 「お前もなっ。(軽くデコピン)おっ、もう着くわ。」
A 「いった〜!もうお店でいっちばん高いやつ頼もっと。」
このままが心地よい、だから踏み出せねぇんだよ。。
車は目的地のご飯屋さんへ到着して、
Aと小学校の時の思い出を話しながらお店へ入っていった。
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作者名:ななみ。 | 作成日時:2020年7月22日 17時