ノータイトル2 セラヤTV(杉猫 様リク) ページ46
もこさかの話です これも息抜きめ
#
もこ坂side
いつもの撮影部屋に入ろうとドアノブに手をかけて、開けようとした手を止めた。
『坂井くん、わかんなすぎる…』
どうやら中で、俺の話をしてるらしい。
「お、おれは坂井のと、友達だから、わからんなんてこと、な、なないけどな！」
『じゃあ教えてよ、なんで坂井くん私が話しかけたら目合わせてくんないんだろ？』
「そ、そそそんなのおま、お前が嫌いだからに決まってるだろ、」
『やっぱそうだよねえ…私なんかしたかなあ、』
うーん、と悩んでる様子のAの声を聞いて、ため息をついた。いや、全面的に俺が悪い。ただでさえ感情表現が苦手な俺が、女の子にどう接するかなんて知る由もないから、しょうがないんだけど。
『…距離、置こっかな。』
「そ、それ、それはこまる！せ、セラヤは、Aと坂井とおれ、さ、3人でセラヤだから、」
『ん〜〜〜消しちゃんすき〜！そんなこと言ってくれんのお前だけだよー！』
「や、やめ、頭、ぐしゃぐしゃ、そ、そういうのほんとやめた方がいい！」
「………」
ふっ、と思い立って、部屋に入る。
いきなり入ってきた俺に、Aと消しゴムが目を丸くしていた。
構わずAの消しゴムの頭を撫でる手をこちらに引き寄せて、ぎゅっと握った。
…おれだって、
「…俺も、Aがいてセラヤだと思ってる。」
『…坂井くん、』
「別にAのこと嫌ってないし、避けてるわけでもない。」
『……そう＿』
「どうやったら、嫌ってないか証明できるか考えて、これが一番かなって。」
そう言って、Aにキスを落とす。
視界の端で、消しゴムが口を抑えて真っ赤になってるのが見えた。
「……さ、さか、坂井、A、…お、おれは応援するから！」
「…そういうこと。これからよろしく。」
『…あ、拒否権ないんだ…いいけど…』
#
ピュアホワイトニング
リクエストありがとうございました。
高嶺の花的あなた りょう→←夜を手に取って ゆめまる(優は美味なつくだに 様リク)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「YouTuber」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杉猫(プロフ) - リク話ありがとうございます！もこ坂可愛い｡ﾟ(ﾟ´▽`ﾟ)ﾟ｡消しゴムの顔が思い浮かぶくらい可愛いお話ありがとうございました！ (2019年6月12日 18時) (
レス) id: 04ecf5769a (このIDを非表示/違反報告)
ハクビ(プロフ) - Mai Yさん» リクエストありがとうございます！がんばります！ (2019年6月8日 19時) (レス) id: 17afb1acf0 (このIDを非表示/違反報告)
Mai Y(プロフ) - トミーのヤキモチをリクエストしたいです！ (2019年6月7日 21時) (レス) id: bc7e167811 (このIDを非表示/違反報告)
ハクビ(プロフ) - 桃さん» リクエストありがとうございます！エイジくん初挑戦、がんばってみます！ (2019年6月5日 20時) (レス) id: 17afb1acf0 (このIDを非表示/違反報告)
かのい(プロフ) - リクエストお答えありがとうございます！めちゃくちゃ良くてキュンキュンしました！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月5日 17時) (レス) id: 1702f55027 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハクビ | 作成日時：2019年5月21日 19時
