サブチャンネル【短編集】

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ぐふっ、とケーキを喉に詰まらせて慌てて水を飲む。隣を見るとりょうもげほげほと咳き込んでいた。
Aちゃんに至ってはぽかんと口を開けて、状況が理解できません、みたいな顔してるし。


「バカみつ、そんなん当たり前に決まってるでしょ！」


「虫さん、そのツッコミ違うわ」


「あれ…ああそうだ、バカみつ、それはさすがに今聞くべきじゃないでしょ！」


虫さんとコントをやって、ちらっとりょうを見る。彼女の脚をちょっと見ただけであれだ、こんな事聞いた仕舞いには…


「…りょうくんなんか角生えてない…？え、幻覚？」


ほらもう、激おこだ。
対するAちゃんはみるみるうちに顔を真っ赤にして、隣に座っているりょうくんの様子を伺って、おどおどして。体は大きいはずなのになんだか小動物みたいに動いていた。

どうなん、とにやにやしながらこちらを見る人とやめなよ、と止める人でてんやわんや状態のメンバーを見て少しため息がでた。


「…あの、Aちゃん、気にしんでいいよ…？」


意を決してそっと彼女に言うと、こくりと頷いて、彼女もまた覚悟を決めたように息を吸い込んだ。



『…りょうくん、一緒に寝る時、何もしてこないから、優しくて、大好きで。…だからわたしは、りょうくんならいいと、思って、ます』



言い切ったAちゃんは沸騰しそうなほど顔を真っ赤にして、俯いてりょうの服の袖を握ったりするもんだから、もう、



「…俺が嫁にするわ」


「なるほど、りょうくんが惚れる理由がわかった。」


「これは〜…天然？計算？」


「流石ボンサバドゥのカノジョ…」


「大人っぽいかと思ったら可愛いって、ギャップ最高だな。」


「〜〜〜っ、A、ズルすぎる…」


りょうがAちゃんのことをぎゅっと抱き締めて、周りからひゅ〜〜！！と冷やかしの声があがった。



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てちてちはこの後ボッコボコにされます

タイトル、ブラーボの恋人にしようかと思ってやめました。

リクエストありがとうございました。

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