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「暑くない?」
『大丈夫、夜意外と涼しいんだね。』
しばたくんがやりたかったこと、それは「深夜徘徊」だった。子供か…?
なんでも、昼にデート出来なかった分、夜にちょっとでもしたいらしい。
深夜の静かな住宅街を、二人きり、手を繋いで歩く。
「楽しいのお」
隣の派手派手な男はるんるんと繋いだ手を振り回しながら言った。
そしてその手を急にじっと見つめ出す。
『…どうしたの?』
「…爪、めちゃくちゃかわいい!」
そしてより一層テンション高くぶんぶんと手を振り回し始める。
なに、それ。正直夜だし、気づいてもらえないと思ってたから、ほんとに嬉しい。
ああ、好きだなあって思って思わず顔がにやけた。
気づいたら知らないところに出てて、2人で帰れるかなあ、なんて話しながら歩いた。
「お!公園やん!」
『公園だね…ちょっと怖いかも、夜の公園』
「オバケってさ、お笑いとえろいことが苦手らしいよ?」
どっちにする?みたいなポーズで見てくる。
『じゃあジャングルジムのてっぺんで一発ギャグしてきてよ』
「そっちか〜〜」
『え、一択すぎん…?』
しばたくんはしょうがないなあと言ってジャングルジムに登っていった。
あ、ほんとにやるんだ。
1番上まで到達して、すうって息を吸い込む。
「俺は…Aのことが好きだー!!!」
『いや未成年の主張みたいにすんのやめて!?』
やり切ったみたいな顔してこっち見てくるけどめちゃくちゃ恥ずかしいし近所迷惑すぎる。
『早く降りて!危ないし!』
「俺の告白は…?」
『はいはい、喜んで!私も好きです!』
だいぶ適当に返事したのに、しばたくんはこの世の幸せ全部吸い込んだみたいな顔して降りてきた。単純で無邪気。
「うふ、ねえ見て、空明るい」
『あ、ほんとだ。…4時半かあ。そろそろ帰る?明日も撮影でしょ。』
うん、と寂しそうに返事したしばたくんは渋々といった形で私の手を取って歩き出した。
「ねえ、またやろう。」
『そうだね、悪くないかも。』
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柴田のことは宇宙人だと思っています
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杉猫(プロフ) - リク話ありがとうございます!もこ坂可愛い。゚(゚´▽`゚)゚。消しゴムの顔が思い浮かぶくらい可愛いお話ありがとうございました! (2019年6月12日 18時) (レス) id: 04ecf5769a (このIDを非表示/違反報告)
ハクビ(プロフ) - Mai Yさん» リクエストありがとうございます!がんばります! (2019年6月8日 19時) (レス) id: 17afb1acf0 (このIDを非表示/違反報告)
Mai Y(プロフ) - トミーのヤキモチをリクエストしたいです! (2019年6月7日 21時) (レス) id: bc7e167811 (このIDを非表示/違反報告)
ハクビ(プロフ) - 桃さん» リクエストありがとうございます!エイジくん初挑戦、がんばってみます! (2019年6月5日 20時) (レス) id: 17afb1acf0 (このIDを非表示/違反報告)
かのい(プロフ) - リクエストお答えありがとうございます!めちゃくちゃ良くてキュンキュンしました!これからも更新頑張ってください! (2019年6月5日 17時) (レス) id: 1702f55027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハクビ | 作成日時:2019年5月21日 19時