【※流血、自傷表現注意】 ページ4
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ずいぶん長い間二人は押し問答を続けていたが
呆気なくその終止符はうたれた
「あっ、船にセンゴクが乗ってる」
「まじかよい！？？！」
マルコがバッと後ろを振り返るのを見計らって
転がっていた刃物を口にしっかりと咥え勢い良く手首に振り下ろす
「センゴクなんていないじゃねぇかよい
って、、おい！！よせ！！！！」
サーッと全身から血の気が引いていくのを感じたマルコが急いで止めに入るが、もう遅い
ゴトリ
鈍い音を立てて右手だったはずのモノが地面に落ちた
「っ、、おいお前！！何してんだ大丈夫かよい！！」
急いで止血をしようと駆けつけたマルコの目に前には
手首から栓を失った蛇口のように噴きでる赤いそれを恍惚の表情で見つめるその人がいた
「、、っぅ、、ぁ」
あまりの刺激にイケナイものを見てしまったかのような錯覚に陥りとっさに顔を逸らしたマルコだったが、みるみる自分の顔に血が昇るのを感じていた
(一体なんて顔しやがるんだよい、、！)
マルコが一人悶々としている間にも、何かの能力者らしいその人物はするりと手首を枷から抜くと、その右手はすでに何もなかったかのように元どおりになっていた
「な、言ったろ。死なねェって」
呆れるやら驚きやらで声も出せず固まっているマルコの心はつゆ知らず、当の本人はケロリとした顔で
残りも切ってくれと言わんばかりにほら、と無防備に手足を差し出している
刹那
「まったくAちゃんって子は、もうちょっと自分の躰を大事にしなさいな」
冷たく鈍い音をさせて地面に落ちたのは彼の手足
ではなく枷だった
状況を飲み込めずその場に立ちすくむしかできないマルコには目もくれず、いくら能力があるからって自分のからだを傷つけるのはどうのこうの、と小言を言い続ける目の前の男、否、三大将の一人青雉もといクザンの登場にマルコの思考回路は焼き切れる寸前。
(いやいや、なんで海軍の
続く
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雷楽(プロフ) - シロさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年1月5日 6時) (
レス) id: bd703f3eca (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - とても面白いお話です！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年1月4日 22時) (レス) id: 50af05c841 (このIDを非表示/違反報告)
雷楽(プロフ) - 瑠衣さん» ありがとうございます！励みになります！ (2019年12月31日 19時) (レス) id: bd703f3eca (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣 - この話とても面白いです！主人公ちゃんもかわい過ぎてしにそう…w更新頑張って下さい！応援します！ (2018年4月30日 11時) (レス) id: beb861d356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雷楽 | 作成日時：2018年4月3日 14時
