学生生活始めました。肆【文スト】【暗殺教室】【江戸川乱歩】

答え ページ45

カルマ「だから･･････俺は金子さんのこと、ずっと前から好きだったけど、金子さんは俺のことどう思ってるの？ってこと」

急に呼び出されたかと思ったら、カルマからの突然の告白。

･･････学生としての生活をし続けて早半年以上。

こんな青春に憧れていたことは紛れもない事実だけど、こうして急に事が展開されるとどうしていいか判らなくなってしまう。

この生活を始めたことで、こういうシーンを想像したことは何回もあった。

その度にちょっと胸をときめかせていたのも事実で。

でも、毎回毎回そんな想像に終わりを告げるのは、私がずっと抱き続けている乱歩さんへ想いだった。



そう、その筈なのに――――何故か、私は今、カルマからの告白を断ることを躊躇している。



カルマを傷つけてしまう可能性があることが怖いのか、あるいは･･････。

そんなことを自分で考えてしまってから、私は慌てて否定した。

この告白をきっかけに乱歩さんへの想いが揺らぐなんて、そんな筈がない。

確かにカルマはイケメンだし、頭もいいし、モテるとは思うけど、でも、そんな筈は･･････。

貴女 「･･････ちょっと、考えさせてもらってもいい？」

最終的に私が絞り出した回答(こたえ)は、『冷静にもう一度考える』ことだった。

自分の中がこんなにも混乱しているのに、カルマの告白を断るなんて失礼だ。

それに、この混乱を真に受けてカルマの告白を受けたら、それはそれで後悔する気がしてならないし。

カルマ「･･････うん、もちろん。答えが出たら教えて。焦んなくていいからさ」

貴女 「うん、ありがと･･････」

ぎこちない笑みを浮かべた私にカルマはいつも通りの笑みを浮かべると、近くに置かれていた荷物を持って去っていった。

暫くはその場でボーっとしていた私も、荷物を持って歩きだす。

･･････このまま今日はまっすぐ帰って答えを出そう。

考える時間なら、いくらでもあるから。

と、私は途中でふと足を止めて振り返った。

それから、おもむろに携帯を取り出して未だに綺麗な夕焼けの広がる空の写真を何枚か撮る。

『夕日が綺麗』･･････その言葉には私も賛成かな。
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一応意味の解説を
ちなみに、夢主ちゃんは意味が分かってません
夕日が綺麗ですね＝貴女の気持ちが知りたいです
星が綺麗ですね＝あなたは私の思いを知らないでしょうね

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