ギャップ ページ43
文化祭の片付けも終わった頃･･････。
私は一緒に帰ろう、と誘ってくれた莉桜に丁重なお断りをして、裏山に来ていた。
場所の指定は特にされていないけど、大体見当はつく。
カルマがよくサボっているところ。
夏は涼しくていいよ、っていつだったかに教えてもらったことがあった。
ただ･･････今はもう涼しすぎるんじゃないかとは思うんだけど。
そんなことを考えながら着々と足を進めていると、予想通り木に凭れかかるカルマが見えた。
カルマはまだ私に気付いてないらしく、いつもの笑みは消して少し物憂げな表情で空を見上げている。
･･････へぇ、カルマでもあんな顔するんだ。
ちょっと意外な一面になぜだか嬉しくなってしまう。
あー、あれかな。
俗に云うギャップ萌え、的なやつ？
カルマ「あ、金子さん」
ようやく私の姿に気付いたらしいカルマが木から体を離した。
その顔にはいつも通りの笑みが浮かんでいて。
ちょっと残念だな、と思わなくはないけど、この方がカルマらしい。
貴女 「ごめん、遅くなって。･･････空、何かあったの？」
私も空を見上げながらそう聞いてみる。
私には特別性は感じられないこの空でも、もしかしたらカルマには別の空に映っているのかもしれないから。
時に、他人の感性って自分を揺らがせるものがあるから、私はこういうことを聞くのが好きだったりする。
カルマ「ん？いや、ただ･･････綺麗だなって」
貴女 「綺麗？それって空がってこと･･････だよね」
私ももう一度見上げてみるけど、特に変わった風には見えない。
･･････もしかしたら、私が背が低くて見えてないものがカルマには見えているのかもしれないけど。
例えばほら、夕日とか。
少し戸惑い気味の私を見兼ねたのか、カルマがいきなり私の手を掴んだ。
貴女 「え、ちょ、カルマ！？」
カルマ「ちょっとついて来て。見せたいものがあるからさ」
私の返事も聞かずにカルマはどんどん歩いていく。
そして、暫くして不意にカルマは立ち止まった。
それから、私の視界を塞いでいた身体が横にどく。
貴女 「っ･･････わぁ、綺麗･･････！！」
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お久しぶり(？)です
更新が不定期でごめんなさい
実は、作者、ただいま風邪気味で･･････
これからも不定期になるかもしれませんが、よろしくお願いします！
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ポアリ(プロフ) - Ｒさん» ならいいんだけど。レア･･････なのか？あ、レアだ。わー！！（情緒不安定） (2018年2月7日 17時) (
レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ(プロフ) - ポアリさん» いやいや！大丈夫だよ〜！乱歩さんの告白とかレアだぁぁぁ！ (2018年2月5日 19時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
ポアリ(プロフ) - Ｒさん» ようやくだよぉぉおお！！ちょっと強引すぎたかなぁ( ﾉД`) (2018年2月3日 18時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ(プロフ) - 乱歩さぁぁぁん！ついに告白ですとぉぉぉ！ (2018年2月2日 21時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
ポアリ(プロフ) - 夏目さん» ありがとうございますっっ！！そうですね、告ろうとしてましたねぇ･･････。でも、私の予定ではもうすぐ（具体的にはあと数話？）でくっつけるので。お楽しみに！ (2018年1月21日 16時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポアリ | 作成日時：2017年11月4日 17時
