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特別篇 ページ37

夏祭り程ではなくても数がある屋台を巡るのはなかなかに面白いものだった。

一緒にまわっているのが女子ってこともあって、スイーツ片手に女子会チックな会話ができたこともよかったのかもしれない。

与謝野「・・・・・・さて、次はどこへ行く?」

ナオミ「鏡花ちゃんはどこか行きたい?」

鏡花 「あそこ」

ナオミちゃんに聞かれた鏡花が指さしているのは綿菓子を売っているところ。

わぁ、可愛らしい!

確かに綿菓子美味しいもんね。

包装されてる袋も結構興味をそそられるし。

私も昔は祭りに来たら必ず買っていた。

それこそ、買ってもらえないと泣いちゃったりもして。

今考えると結構手のかかる子供だったのかな(;´∀`)

・・・・・・まぁ、それももう10年以上も前の話だけど。

貴女 「よし、じゃあ買いに行こう!!」

何だか昔のことを思い出している内に楽しくなった私はおー、と手を軽く上げる。

が、その弾みで持っていたバッグの中から小銭入れが飛び出してしまった。

慌てて拾おうとするけど、なにぶん人が多くてなかなか拾えない。

暫く格闘してようやく拾い上げた私が顔を上げると、そこにはもう知り合いの顔がなかった。

・・・・・・しまった。

小銭入れを拾うのに夢中になりすぎてみんなとはぐれてるじゃん。

この人混みじゃきっとすぐには見つからないだろう。

下手したら、あっちも私が居ないことに気付いていないかもしれない。

・・・・・・とりあえず、綿菓子の出店に行くか。

まだ時間はそんなに経っていないだろうから、きっと会える筈。

私はできるだけ人の流れに沿ってどうにかこうにか綿菓子屋の前まで行った。

貴女 「・・・・・・嘘、居ないじゃん」

綿菓子屋の周りの人を見渡してみても、それらしき姿は見えない。

生憎と今日は携帯を家に置いて来ているから連絡手段もないし。

うわぁ、この年になって迷子かぁ。

こうしてずっと立っていても仕方ないし、とりあえずは隅に移動しよう。

私は再び人混みを掻き分けて出店の裏側にあたる隅の方へ行った。

貴女 「はぁ・・・・・・これからどうしよう」

この人混みじゃ見つかる可能性はまずないし、変に移動してすれ違い、なんて可能性もある。

探偵社の誰かに会えればいいんだけど・・・・・・。

私が途方に暮れていると、急に肩を叩かれた。

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ポアリ(プロフ) - Rさん» ならいいんだけど。レア・・・・・・なのか?あ、レアだ。わー!!(情緒不安定) (2018年2月7日 17時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ポアリさん» いやいや!大丈夫だよ〜!乱歩さんの告白とかレアだぁぁぁ! (2018年2月5日 19時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
ポアリ(プロフ) - Rさん» ようやくだよぉぉおお!!ちょっと強引すぎたかなぁ( ノД`) (2018年2月3日 18時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 乱歩さぁぁぁん!ついに告白ですとぉぉぉ! (2018年2月2日 21時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
ポアリ(プロフ) - 夏目さん» ありがとうございますっっ!!そうですね、告ろうとしてましたねぇ・・・・・・。でも、私の予定ではもうすぐ(具体的にはあと数話?)でくっつけるので。お楽しみに! (2018年1月21日 16時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポアリ | 作成日時:2017年11月4日 17時

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