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特別篇 ページ36

太宰 「じゃあ、お参りに行こうか!!」

いつもより数段テンションの高い太宰の号令によって私たち一行はお参りに向かう。

その道中は特に喋らずにいたけど、美女を見つけては心中に誘おうとする太宰を捕まえることに奮闘する国木田君は見ていてなかなか面白かった。

新年早々不謹慎なやつだなぁ、とはもちろん思ったけど。

国木田君については・・・・・・お疲れさまとしか云いようがない。

暫く歩いて、ようやく社の前に辿り着く。

私は持ってきていたバッグから小銭を取り出すと、賽銭箱に向かって投げ入れた。

隣の乱歩さんも同じように賽銭箱に小銭を投げ入れている。

それから、パンッと手を合わせてお願い事を。

貴女 (今年が幸多き一年となりますように・・・・・・)

もちろん、私の考える「幸」の中には、健康で過ごせることやみんなで仲良く過ごせることも入っている。

でも、実際のところ、私の「幸」の大半は恋愛成就が占めていた。



――――来年ここに来る時には、『同僚』としてではなく、『彼女』として来たい。



・・・・・・だなんて、そんなことは流石に恥ずかしくて神様にも願えなかったけど。

あぁ、今年こそは頑張んなくちゃ。

ふと、隣の乱歩さんはどんなことを願ったのかな、と思う。

私と同じようなことを願ってくれていたなら、どんなに幸せなことだろう・・・・・・。

そうは思ったけど、流石にそう上手く事は運ばないよね。

願い事は人に云うと叶わない、なんて考え方もあるから聞くのはやめよう。

歩き出した乱歩さんの後を追う形で私も脇に行く。

そこにはもうお参りを終えたメンバーが集まっていた。

・・・・・・私と乱歩さんが最後か。

これからどうするかを話し合った結果、各々好きなように屋台を見て回ろうということになった。

私が乱歩さんを誘おうかどうしようかと悩んでいると、急に着物の袖を軽く引っ張られる。

見れば、こちらを軽く見上げる鏡花の姿。

鏡花 「一緒にまわろう」

貴女 「うん、そうしよっか」

楽しそうに瞳を輝かす鏡花に連れられるようにして歩いていくと、先の方にナオミちゃんと与謝野さんの姿も見えた。

二人も一緒かな。

ナオミ「あ、鏡花ちゃんにAさん!」

こちらに気付いた様子のナオミちゃんが手を振ってくれる。

・・・・・・乱歩さんとまわれないのはちょっと残念だけど、仕方ないか。

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ポアリ(プロフ) - Rさん» ならいいんだけど。レア・・・・・・なのか?あ、レアだ。わー!!(情緒不安定) (2018年2月7日 17時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ポアリさん» いやいや!大丈夫だよ〜!乱歩さんの告白とかレアだぁぁぁ! (2018年2月5日 19時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
ポアリ(プロフ) - Rさん» ようやくだよぉぉおお!!ちょっと強引すぎたかなぁ( ノД`) (2018年2月3日 18時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 乱歩さぁぁぁん!ついに告白ですとぉぉぉ! (2018年2月2日 21時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
ポアリ(プロフ) - 夏目さん» ありがとうございますっっ!!そうですね、告ろうとしてましたねぇ・・・・・・。でも、私の予定ではもうすぐ(具体的にはあと数話?)でくっつけるので。お楽しみに! (2018年1月21日 16時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポアリ | 作成日時:2017年11月4日 17時

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