ユウジ ページ16
松方 「おお、こりゃ絶品じゃ」
さくら「こんだけ美味しけりゃ売れてるでしょ」
渚 「それが苦戦しててね。いいもの作っても、大勢の人に伝えるのが難しくて」
そんな会話が私の耳にも届く。
うんうん、満足してくれたのならよかった。
私の前の椅子に座ってワイワイとどんぐりつけ麺を食べているみんなも満足そうな笑顔だ。
・・・・・・こんなに満足そうにしてくれるのなら、A組に勝てなくてもいいかな。
なんてふっと思ってしまってから、慌ててその考えを揉み消した。
何を甘いことを云ってるんだ、私は。
どうせやるなら優勝を目指す、それは当たり前でしょ。
・・・・・・よし、気合入れ直そ。
貴女 「うわぁ、渚似合ってるね」
莉桜 「でしょ?渚にはここできっちり稼いでもらわなきゃ」
貴女 「あ、はは・・・・・・そうだね」
今、私たちの視線の先に居るのは渚とユウジ、とかいう男子。
そして、何故か渚が莉桜のスカートを借りて女装中。
莉桜の話によれば、彼は沖縄旅行で訳あって女装していた渚に惚れちゃったんだとか。
まぁ、確かに渚は中性的な顔立ちだし、名前もそれっぽいからね。
・・・・・・にしても、渚の女装のクオリティが半端じゃない。
莉桜やカルマなんかは隣でかなり気合を入れていて、ここでかっちり稼ぐつもりのようだし。
何でも、彼は金持ちのボンボンらしいから。
まぁ、その思惑には私も賛成かな。
と、そこまで考えていたところで、陽菜乃が渚とユウジにモンブランを持っていく。
私もそろそろ接客作業に戻らなくちゃな、と思っていると、陽菜乃がこっちに近づいてきた。
陽菜乃「Aちゃん」
貴女 「ん?どうかしたの、陽菜乃?」
陽菜乃「Aちゃんのこと呼んでるお客さんが居たから行ってもらってもいい?」
・・・・・・。
お、お客さん??
えっと、それ絶対太宰たちだよね。
う、嘘でしょ。
やっぱり来ませんでした、とか云う落ちを期待してたのに!!
陽菜乃「・・・・・・Aちゃん?」
貴女 「え!?あ、うん」
心配そうにこちらを見る陽菜乃に対して、私は直ぐに返事を返した。
それから、どうにか笑顔を浮かべて立ち上がる。
・・・・・・が、私の心は既に嵐に見舞われていた。←
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ポアリ(プロフ) - Rさん» ならいいんだけど。レア・・・・・・なのか?あ、レアだ。わー!!(情緒不安定) (2018年2月7日 17時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ポアリさん» いやいや!大丈夫だよ〜!乱歩さんの告白とかレアだぁぁぁ! (2018年2月5日 19時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
ポアリ(プロフ) - Rさん» ようやくだよぉぉおお!!ちょっと強引すぎたかなぁ( ノД`) (2018年2月3日 18時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 乱歩さぁぁぁん!ついに告白ですとぉぉぉ! (2018年2月2日 21時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
ポアリ(プロフ) - 夏目さん» ありがとうございますっっ!!そうですね、告ろうとしてましたねぇ・・・・・・。でも、私の予定ではもうすぐ(具体的にはあと数話?)でくっつけるので。お楽しみに! (2018年1月21日 16時) (レス) id: f90741ab50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポアリ | 作成日時:2017年11月4日 17時