６０話 ページ10
『それでも私は侑とは付き合わへん。私はただ北さんを想うだけでええねん。』
「…北さんは彼女おるんやで？それやのにずっと想っとくん？辛すぎるやんか。」
『ええよ。それでも。好きな人の幸せを祈るのが私の役目やし本望や。』
「ほんまにそないしておもてんの？そんなん綺麗事やん。好きな人の幸せ祈るのは当たり前やけど、その幸せが自分に関することじゃないのが本望なん？」
やめてや。侑。
せっかく私は由紀先輩と信ちゃんの幸せを願うって決意しとったのに。
なんでそんなして掘り返してくるん。
『確かに侑の言う通り綺麗事や。
由紀先輩と幸せになるんじゃなくて私となって欲しかったって思うよ。
でもさ、相手はもう付き合ってんねん！！このままの想いのままじゃあかんに決まっとるやろ！！
やから、こうやって好きな人の幸せ祈るしか私にはないんや。
それにグチグチ言うんやったら私はもうどないしたらええんや！！！』
「せやから、俺利用してもええって言うとんねん。
北さんよりも俺の事選んでや。」
ほんま私って最低や。
侑とは絶対に付き合わへんって決めたのに、今こうやって言われてちょっと揺らいどる。
とことん私はあかんやつや。
「俺は泣かせへんで。Aのこと。」
『っ…。なんで今そんなこと言うねん…！！』
こんな時にそんな言葉かけられると、付き合ってもええかなって最低なこと思えてくる。
「なんや？揺らいだんか！？」
『うっさいわ！！』
図星すぎて腹立つわ←
エスパーか？←
「Aのそないな所に漬け込んで付き合おうとしとる俺も最低や。最低もん同士付き合おうや。」
『…私と付き合って後悔しても遅いからね…！！』
「アホ！！こっちのセリフやわ！Aが俺の事これまで振ってきたこと後悔さしたるわ！！」
侑と付き合って結局の所私は最低で、単純や。
こんなこと知ったら信ちゃんは怒るかな。
あー。こーゆー時でも信ちゃんのこと考えてまうのがそろそろ辛いなあ。
「俺がちゃんと忘れさせたるからな！！期待しとき！！」
『ﾊﾊｯ おん。期待しとる』
「ほな帰ろか。」
『おん』
「ん。」
『なんや？』
「アホか！！分かるやろ！手出してや！！言わせんなや！！」
『あかんww侑おもろいなww』
「なんや！？俺らにムードもクソもないんか！！」
私たちは手を繋ぎながら、帰った。
やけに手の温度に意識してしまったのは内緒。
続く (更新停止中)
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はう - うぅ、更新しないのかな？とにかくこの小説好きすぎる、、頑張ってくださいまし！ (2022年11月23日 0時) (
レス) @page10 id: b50d18fce3 (このIDを非表示/違反報告)
- みるくてぃ -(プロフ) - ユイさん» ありがとうございます(泣)更新頑張ります！受験生なので多少遅くなってしまうかもしれませんが...泣 そんなあなたが好きです(((((殴これからも宜しくお願い致します！ (2020年9月19日 9時) (レス) id: ea74221cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - この小説神すぎて神超えました(?)更新めっちゃ応援してます！！続きが気になりすぎてまた夜しか眠れない日々がつずいてしまう...()兎に角超好きです!一生ついて行きます() (2020年9月6日 21時) (レス) id: 1e06d15f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：- みるくてぃ - | 作成日時：2020年9月1日 0時
