夜中の出来事。 ページ44
葉月side
シルクにあたしのベッドで寝るかどうか尋ねた。
予想だにしない驚き様でこっちがびっくり…。
下で寝ると言うシルクの前に布団を敷く。
電気を消して、寝る準備をした。
今日は疲れたからすぐ寝れそう…。
ベッドに入ってすぐ意識は遠くに飛ばされた。
今、何時だろう。
スマホの通知音で薄目を開けると『非通知』の表示がされていた。
ベッドの隣に立ち尽くすシルクの顔は怒りで満ち溢れいた。
驚きと恐怖で目を覚まし、暫く寝れなくなる…。
恐怖と心細さで、シルクを近くに呼んだ。
ただ側にいて欲しくて。
嫌がらせかもしれない。
これから何か起こるのかもしれない。
怖さで涙が溢れてくる。
シルクはそんな私の頭にそっと手をのせた。
男らしくてごつごつしてる。あったかくておっきい。
あたしらは小さい頃おねぇさんおにぃさんの真似をして手を繋いで歩いた。
小学生の頃の夏祭りの思い出。
シルクは恥ずかしいからとか言って最後まで騒いでたっけ。笑
〜〜〜〜〜〜〜〜
あ:シルクゥ！
シ:あ？
あ:見て、前のおねぇさん達。
あたし達の繋ぎ方と違うよ？
シ:おん。そーだな。
あ:あぁやってやろうよぉ！
シ:は！？やんねーよ////
あ:なんで？？あの方が仲良しに見えるよぉ！
シ:知らねーよ！やらねぇ！
あ:…だって、この繋ぎ方こうしたら取れちゃうもん！
手を開らくとシルクの手がストンと落ちる。
シ:俺たちはこれでいいんだよ！
シルクは落ちた手を再び繋いで歩き出す。
あ:もー。なんでよ…。
その後はいつも通り話しながら、屋台の間を人を縫うように歩いた。
少し開けた場所で、私は大好きなりんご飴を見つけた。
あ:あー！！
シ:あ！？
浴衣で少し走りにくいけど、あのきらきらした真っ赤なりんご飴が大好きで、シルクの手を離して一直線に走った。
あ:キレイ…。
おっちゃん:お嬢ちゃん1人かぃ？
あ:え。あ！ううん！シル…。
あれ…。シルクゥ！！
パシッ
シ:お前！
だからすぐ迷子になんだよ！
あ:あ…。ごめん…。
シ:ごめんじゃねぇよ！
なんで手離すんだよ！
おっちゃん:おっと、ボーイフレンドかな？
喧嘩しないしない！お祭りだよ？
これ、1個ずつあげるから仲直りして！
おっちゃんが差し出してくれた小ぶりのリンゴ飴2つ。
あ:え！ありがとうっ!!
シ:ありがと…。
おっちゃん:大きくなったらまた来てなっ！
おっちゃんは笑顔で手を振ってくれた。
その時初めて、恋人繋ぎをした。
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TOMATO(プロフ) - ウオタミさん» 誤字脱字が多いと思うので、何話のどの辺。という風に教えて頂けたら、すぐ見つけてすぐ直しますので、よろしくお願いします！ (2018年6月25日 23時) (
レス) id: 492a649f6d (このIDを非表示/違反報告)
TOMATO(プロフ) - ウオタミさん» 皆の放課後の初め辺りですか？シ:って表示になってるはずですが。 (2018年6月25日 23時) (レス) id: 492a649f6d (このIDを非表示/違反報告)
ウオタミ(プロフ) - あ？おまえ…ってとこシルクの言葉じゃないんですか？笑 (2018年6月24日 18時) (レス) id: f869ca7914 (このIDを非表示/違反報告)
TOMATO(プロフ) - 空さん» そんな事言っていただけるなんて嬉しすぎて(泣) (2018年5月3日 0時) (レス) id: bddb6e6294 (このIDを非表示/違反報告)
空 - いつでも待ってますので続けてほしいです、めちゃくちゃこの小説すきなので！ (2018年5月2日 13時) (レス) id: 5ee46510a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TOMATO | 作成日時：2018年4月10日 12時
