遠ざかる2 ページ43
シルクside
３時限目の休み時間。
シ:なぁ！葉月！
あ:…。
シ:ちょ、なぁなぁ！今日さぁ！
あ:…。
ｶﾞﾀｯ
ン:あれー？
俺の声には一切反応しないまま、席を立ち上がり教室を出る葉月。
隣にいるダホは呆然とする俺と葉月を交互に見た。
ン:え？なに？なんで無視？
シ:俺が聞きたい。
ン:シルク何かしたんじゃない？
シ:してねぇよ！多分。
チャイムがなってギリギリに戻ってきた葉月に話しかける余裕もなく…。
目の前のこいつにばかり気が行く4時限目を過ごして、昼飯の時間、葉月の家から学校へ直行した俺は購買にダホと行くことにした。
ミドリさんは弁当まで作ってくれようとしていたが、さすがにそれは断った。
〜〜〜教室〜〜〜
あ:マーサイ！
マ:お！どーした？
モ:ご飯食べよー！
あ:あ、あたし今日はちょっと一緒に食べれないや…。ごめんね。
ザ:え？そーなの？
ダ:珍しいな。
ペ:ほんとー。嫁どーしたの？
あ:ううん！なんでもないの！
ごめん！またねっ！
マ:なんだ？
モ:なんかおかしいね。
〜〜〜
教室に入る寸前、廊下を曲がる見覚えのある後ろ姿。
とりあえず皆に話しを聞いてみることにした。
モ:おかえりー。
シ:おん。
ン:あれ？葉月は？
マ:お前ら聞いてないの？
今日は一緒に食べれないや。とか言ってたけど。
ン:シルク…。
シ:……。
ダ:お前ら何か知ってんの？
ン:いや…。知ってるって言うか、なんかさっきから葉月、シルクの事を避けてるみたいなんだよ…。
シ:昼飯位はいつも通りだと思ったけどな…。
ペ:嫁がなんで…。
シ:いーや。全然わかんねぇ。
全員が、葉月と俺の心配をしてくれる。顔見ればすぐ分かる。
ダホすらも飯を食う手をとめる。
モ:シルク、昨日何かあった？
シ:……。
マ:シルクー。
シ:分かったよ!!話す!!
俺は昨日あった事を皆に話した。
マ:やるねぇ。
モ:もうカップルじゃん！笑
ン:ほんとだよー！ちゃっかり手繋いでるし！
ペ:しかも同じベッドで。笑
ザ:それを付き合ってないと誰が言うか！
ダ:知らないうちにそこまで行ってたとは。
全員が口々に言いたい放題。
カップルとか言う言葉にやけに反応する…。
すると、モトキが口を開いた。
モ:でもさ、シルクが避けられる様なことないよね？
ペ:俺も思った。非通知があったからであって…。
シ:だよなぁ。俺何もしてねぇよなぁ。
ン:珍しく弱気だ、シルク。
シ:そりゃそうだろう。普通に凹む。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
TOMATO(プロフ) - ウオタミさん» 誤字脱字が多いと思うので、何話のどの辺。という風に教えて頂けたら、すぐ見つけてすぐ直しますので、よろしくお願いします！ (2018年6月25日 23時) (
レス) id: 492a649f6d (このIDを非表示/違反報告)
TOMATO(プロフ) - ウオタミさん» 皆の放課後の初め辺りですか？シ:って表示になってるはずですが。 (2018年6月25日 23時) (レス) id: 492a649f6d (このIDを非表示/違反報告)
ウオタミ(プロフ) - あ？おまえ…ってとこシルクの言葉じゃないんですか？笑 (2018年6月24日 18時) (レス) id: f869ca7914 (このIDを非表示/違反報告)
TOMATO(プロフ) - 空さん» そんな事言っていただけるなんて嬉しすぎて(泣) (2018年5月3日 0時) (レス) id: bddb6e6294 (このIDを非表示/違反報告)
空 - いつでも待ってますので続けてほしいです、めちゃくちゃこの小説すきなので！ (2018年5月2日 13時) (レス) id: 5ee46510a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：TOMATO | 作成日時：2018年4月10日 12時
