朝までの時間 ページ39
シ:お前いつも何時くらいに寝てんの？
あ:あたしは11時位かなぁ？
シ:俺もそんくらいだ。
もう寝るか？
あ:そうだね！
シルクどうする？
あたしのベッドで寝る？
シ:はぁぁぁああ！？
あ:ええーーー！笑
あぐらのまま身体を前のめりにして葉月に向かって言うと、向こうも驚いたようにその場で笑って言った。
あ:シルクが、あたしのベッドに寝て、あたし下に布団敷くよ？
あたしのせいだし、寝心地いい方がいいでしょ？？
なんだよ。そういう事かよ。
いや、なんだよってなんだよ。
シ:いや、俺掛ける物だけ借りれれば下でいいわ。
あ:それは私が許せないなぁ。
ちょっと待ってて！
そう言って押し入れから布団を出して手際よく敷いていく葉月はなぜだか、めちゃくちゃ女に見える。
あ:はいっ！
出来たっ！
シ:さんきゅ。
あ:シルク寝よう！
シ:その言い方。
あ:え？
シ:いや。何でもねぇ。寝よう！
おやすみ！
照れを隠すのに必死ですぐに布団に潜った。
おやすみぃ。と、あいつの声がして電気を消した後、ベッドの方でモゾモゾ音がする。
こんな状況寝れるかよっ！！！
俺は考え事をしつつ、葉月の寝息が聞こえるとスマホを取り出して時間を潰した。
1時間程は起きていたが、その後はいつの間にか眠りについたらしい。
便所に起きて戻り、
スマホを確認すると3時16分、
するといきなり葉月のスマホが鳴った。
『非通知』
シ:はぁ？
あ:…シルク…？…え？
俺はスマホを取るとすぐに赤いボタンを押した。
アラームを鳴らすのに葉月はサイレントを解除してたんだろう。
シ:こんな時間に…。
常識外れにも程があるだろ。
頭おかしいんじゃねぇのか。
あ:…シルク…。
着信に気づいただろう。起きた葉月は大きな息を吸って起き上がる。
シ:起きたか？
あ:…うん。
なんで？なんでかなぁ。嫌がらせ？
シ:いや、わかんねぇ。
怯えて涙目のこいつはほんとに見てらんねぇ。
多分、歪んだ愛情だろ。
シ:寝られるか？
首を横に振る葉月はうつむく。
そりゃそうだよなぁ。
どうすっか。
あ:こっち来てよ。
シ:え？
え？今なんつった？
聞き間違い？
あ:こっち来て！
いつもは聞かない怯えたような、涙声のような、怒りが入ってるような声で訴えかける。
俺は何も言わずに葉月がいるベッドに登った。
壁に寄りかかって体育座りをする葉月の隣に座って背中を壁に預けた。
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TOMATO(プロフ) - ウオタミさん» 誤字脱字が多いと思うので、何話のどの辺。という風に教えて頂けたら、すぐ見つけてすぐ直しますので、よろしくお願いします！ (2018年6月25日 23時) (
レス) id: 492a649f6d (このIDを非表示/違反報告)
TOMATO(プロフ) - ウオタミさん» 皆の放課後の初め辺りですか？シ:って表示になってるはずですが。 (2018年6月25日 23時) (レス) id: 492a649f6d (このIDを非表示/違反報告)
ウオタミ(プロフ) - あ？おまえ…ってとこシルクの言葉じゃないんですか？笑 (2018年6月24日 18時) (レス) id: f869ca7914 (このIDを非表示/違反報告)
TOMATO(プロフ) - 空さん» そんな事言っていただけるなんて嬉しすぎて(泣) (2018年5月3日 0時) (レス) id: bddb6e6294 (このIDを非表示/違反報告)
空 - いつでも待ってますので続けてほしいです、めちゃくちゃこの小説すきなので！ (2018年5月2日 13時) (レス) id: 5ee46510a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TOMATO | 作成日時：2018年4月10日 12時
