心拍数上昇 ページ29
シルクside
いつもの朝、いつもの場所でいつものようにあいつを待つ。
ただ、5分過ぎても10分過ぎても出てこねぇ。
は？遅刻すんぞ。
とりあえずお決まりの無料メッセージアプリで電話を入れる。
〜〜〜♪〜〜〜〜♪〜〜〜〜♪〜〜〜
は？どした。何があった？
とりあえず、葉月の家まで向かい、インターホンを押そうとしたその時！
ガチャッッッ!!!!!!!!
あ:きゃぁ！
シ:ちょ、っぶねーな!!
勢い良く出てきた葉月は俺に驚いてつまずいた。
腕を引っ張って一応セーフだったが慌てすぎ、驚きすぎだろ。笑
シ:お前どーした！笑
あ:ごめん。あ！ありがとう！
シルクおはようっ！
昨日考え事してたら寝坊しちゃった。
間に合うかなぁ？
寝坊した割にニコニコだけどな。こいつ。
スマホの時計を見ると結構ぎりぎり。
シ:いや。今日はチャリ出すわ。
お前後ろ乗れ！
急いで家に戻りチャリを出してまたぐ。
シ:乗れよっ！
早くしねーとまじで遅刻すんぞ！
あ:え！ちょっと待って！
バッグをチャリのカゴに無理矢理2人分入れて後ろに横座りする葉月の手を掴み俺の腹に回した。
シ:本気でこぐから掴まってろな！
絶っっ対離すんじゃねーぞ！！！！
あ:え！あ、待って！こわいっ！
あいつの言葉も聞かずに思いっきりチャリをこぐ俺に回した腕の力を強めるこいつ。
今、本気でチャリこいでるけど、余計な事考えてるわ俺。
何だこのカップル感。
俺らしくねーけどだいぶ幸せだわ。
信号待ちで座り直す葉月のスカートに目が行く。
シ:お前。気をつけろよ//
あ:え？何を??
シ:………スカート。
あ:え？
シ:だからスカートだよ！
ちゃんと見えないようにしとけっつってんの!!
ちょうど青信号に変わりこぎ出しのどさくさに紛れて少し大きめの声で言った。
あ:きゃっ！もう、こぐ時言って！
聞こえてたのか、どーか分からねーけど。
俺は葉月の言葉を無視して学校までチャリをすっ飛ばした。
学校前で葉月を降ろしてチャリに乗せ俺は駐輪場まで走った。
駐輪場に着くとクラスの奴チャリはほぼ揃っていて、カゴから二人分の荷物を下ろす。
チャイムまで後2分。
息を切らしながら下駄箱へダッシュした。
ガチャッ。
俺は立ち尽くした。
まただ。あの手紙。
ただ、今はそんな事言ってる場合じゃねぇ！
バッグに手紙をしまい、葉月に声をかける。
シ:行くぞっ！チャイム鳴っちまう！
あ:あ！うん！
行こうっ！
ダッシュで階段を駆け上がる。
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TOMATO(プロフ) - ウオタミさん» 誤字脱字が多いと思うので、何話のどの辺。という風に教えて頂けたら、すぐ見つけてすぐ直しますので、よろしくお願いします！ (2018年6月25日 23時) (
レス) id: 492a649f6d (このIDを非表示/違反報告)
TOMATO(プロフ) - ウオタミさん» 皆の放課後の初め辺りですか？シ:って表示になってるはずですが。 (2018年6月25日 23時) (レス) id: 492a649f6d (このIDを非表示/違反報告)
ウオタミ(プロフ) - あ？おまえ…ってとこシルクの言葉じゃないんですか？笑 (2018年6月24日 18時) (レス) id: f869ca7914 (このIDを非表示/違反報告)
TOMATO(プロフ) - 空さん» そんな事言っていただけるなんて嬉しすぎて(泣) (2018年5月3日 0時) (レス) id: bddb6e6294 (このIDを非表示/違反報告)
空 - いつでも待ってますので続けてほしいです、めちゃくちゃこの小説すきなので！ (2018年5月2日 13時) (レス) id: 5ee46510a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TOMATO | 作成日時：2018年4月10日 12時
