未来。 ページ7
紗奈side
シルクに掴まり自転車で向かう…。
あ:ねぇ、どこ行くの?
シ:あそこ。
あ:あそこってどこ?
シ:あそこはあそこ。
ちゃんと教えてくれないままシルクは黙って自転車を漕ぐ。
あ:この道さぁ…。
シルクに掴まっていると、この景色見慣れてる。と気づいた。
あ、あそこ行くのか。
シルクが行き先決まってるとか、珍しい。笑
シ:着いた。
俺がお前に告った場所。
降りろよ。
あ:え、あ、うん…。
自転車を降りていつものベンチへ向かい、2人で他愛もない話をする。
シ:この場所だけは、ツラい思い出にして欲しく
ねぇから。
あ:うん。私はもう大丈夫。ありがとう。
シ:おん。しかしいつ見てもこの景色良いよな。
伸びをしながらシルクは言う。
すると、隣で座ってたシルクがいきなり立ち上がった。
あ:またどっか行くのー?
シ:いや、あのさ。
これからもずっと、何年先もじぃちゃんば
ぁちゃんになっても一緒にここ来ような。
あ:うん。そうなったらいいなぁ。
シ:そうする。
紗奈さん…。
俺と結婚してください!!
私の前に指輪を出して膝まずくシルク。
あ:え?うそでしょ?
シ:まじだよ。笑
あ:…あ、えーっと………こんな私ですが、よろしくお願いします。
シ:まじ!?
あ:まじだよ。笑
シ:っしゃぁぁぁぁぁああああ!
うわー!くそ緊張した。笑
ニカッと笑ってこっちを向くシルク。
あ:その顔好き。1番好き。
シ:お前泣いてるけど、俺もその顔好きだわ。
あ:またドSみたいなこと言ってさぁ。笑
シ:みたいじゃねぇ、そうなんだよ。笑
あ:お馬鹿。笑
シ:うっせ。笑
ずっとこうして馬鹿やってこうな。
あ:うん。ありがとう。
私を変えてくれて。
あなたと出会えて良かった。
シ:おん。俺も。
次の年、私たちは同じ苗字になった。
結婚式は皆呼んで本当に思い出に残る世界一幸せな花嫁だったと思う。
あんなに爆笑する結婚式他にないもん。
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TOMATO(プロフ) - 門脇遥香さん» ありがとうございます!これからも頑張りますっ!! (2018年4月6日 19時) (レス) id: bddb6e6294 (このIDを非表示/違反報告)
門脇遥香(プロフ) - 面白かったです!次の作品も頑張ってください。 (2018年4月6日 12時) (レス) id: d32d211e24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:TOMATO | 作成日時:2018年4月6日 0時