第19話【尾崎真白】 ページ20
「ギリギリセーフ…!」
いつもなら、門の前とかをうろちょろしてるあの先生がいるのだがいない…。 職員会議かー?
私は、雷獣を抱いたまま下駄箱まで走る。
雷獣は、「クー!クー!」と嬉しそうに鳴いている。 …何でだ。
そして、なんとなく保健室の方へ歩いているとプリントを持った陽菜がいた。
また、かがち先生に押し付けられたのか。
「おーい。陽菜ぁー」
「あ!真白〜…!」
優しく微笑む陽菜。 優しい雰囲気が隠しきれてなくて、そんなところも好きだなー と思いつつ雷獣を下ろし、陽菜の持っているプリントを半分取る。
「大変そうだし、手伝ってあげるよ」
「ありがとう。真白」
トコトコと陽菜の教室、1年5組に向かう。
「かがち先生、全くだよな。プリントぐらい自分で持ってけばいいのにな」
私がそう言うと陽菜は、笑顔で
「でも、頼られてるのかーって思うと嬉しくなるよ?」
と、陽菜らしい言葉を述べる。
陽菜は優しいなぁ。 雷獣を見てみると陽菜の足元にぴったりくっつきながら歩いている。
私の時は、ちょっと後ろを歩いてるのに…!
ムッとすると、陽菜は少し驚いたように私の顔を見る。
「真白、ご機嫌斜め…?」
「別に?!」
雷獣のばーか…!
雷獣にべぇー として、また陽菜と話し始めた。
第20話【病弱笶逅】【朱鷺野菊壱】→←第18話【経鳥しのぎ】
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
透明少女(プロフ) - 森のくまさんさん» 繋げてくれてありがとうございます! (2017年6月18日 2時) (レス) id: f62ecde1c9 (このIDを非表示/違反報告)
森のくまさん(プロフ) - 透明少女さん» りょーかいです。私は続編の方トップで描かせていただきました! (2017年6月18日 2時) (レス) id: e6afc3116a (このIDを非表示/違反報告)
透明少女(プロフ) - 訂正終わりました! (2017年6月18日 1時) (レス) id: f62ecde1c9 (このIDを非表示/違反報告)
透明少女(プロフ) - 後、自分の話見直して少し違和感あったので訂正させてもらいます! (2017年6月18日 1時) (レス) id: f62ecde1c9 (このIDを非表示/違反報告)
透明少女(プロフ) - *蝶葉*さん» 今度から気を付けます…。 (2017年6月18日 1時) (レス) id: f62ecde1c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ