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消えた六谷 ページ25

私は怪我も大したことがなかったため、すぐに退院することができた。
死に損ないに対して、クラスメイトからてっきり冷ややかな視線を向けられるか、腫れ物扱いかのどちらかだと思っていたが、そんなことはなかった。それは私の自意識過剰とかそういうことではなく、クラスに私の未遂よりも大きな変化が起きていたからだ。
出席簿から、何事でもないかのように、六谷の名前が消えていた。六谷が座っていた席は空席になっており、教室にぽっかり穴が空いたようになっていた。
どういうことかわからず、いつもの四人で集まった昼休みに聞いた。
「魁さんの今回の件で、ようやくいじめが露見した。魁さんがボイスレコーダーに録っていたデータなんかも、僕から提出した。……今更すぎるかもしれないけど」
「ろっくんがいじめの首魁は自分だって言って、それから自主退学したのよね」



何故。

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設定タグ:トイレの神様 , 神様嫌い系女子 , コメディ   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年6月8日 2時

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