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口をついて出た言葉 ページ16

下駄箱を見る。上靴の中身を確認する。今日は折れたカッターの刃が入っていた。指が切れた。血が出た。三條が慌てた。日常だと思った。
昼間。ボイスレコーダーに録音されていく雑音。私はもう聞こえないふりをした。
昼休み。今日は普通の弁当だ。わぁい。ボイスレコーダーに残った陰口の証拠データを聞き流す。いつも通りだと思った。
午後。科学の実験で実験台にされた。目立ってしまうのが面倒くさかった。思った通り、席に隠しておいたレコーダーには、目立っていい気になっちゃってとか入っていた。いい気にはならない。
放課後。トイレ掃除にて、G氏を頭の上に乗せられ、叩き潰されるという猟奇的な事件があった。南無阿弥陀仏。
帰宅後。三條が毎日バイトしてくれている。私は夕飯を作った。三條は遅くなるそうだ。先にご飯を食べて寝ていていいと言われた。
…………
…………
…………



「……死にたい」

誰にも聞かれないぼやき→←耳障りな声



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設定タグ:トイレの神様 , 神様嫌い系女子 , コメディ   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年6月8日 2時

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