今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:852 hit
小|中|大
そこそこ仲良く ページ9
「へぇ、こっち側が元はなっちゃんの部屋だったんだー」
「ん。私の荷物がないこと以外はほとんど変わってないぞ」
恩朗はまめだからな。掃除とかもちゃんとやってるんだろう。埃一つない。
「一人だと広くないですか?」
五月さんが恐る恐るといった体で聞く。別に畏れることはないのに。
「んー、別に広くて困ることはないですね。大は小を兼ねると言いますから」
このイケショタめ、上手いこと言いやがった。
四善がしきりに首を傾げている。
「広いかなぁ?」
さすがお嬢様。平民のお部屋はまだ狭いと仰いますか。
六谷は小物などを見ている。
「あ」
「どうしたの?」
「恩朗と六谷並べるとめっちゃ兄弟っぽい」
六谷がちっちゃいときって恩朗に似てたのかな?
「ほんとだー」
「系統が同じイケメンなんですね」
ということは将来こいつは無口キャラに? 減らず口が減るなら安心だ。
「姉ちゃん今すっげぇ失礼なこと考えたでしょ」
「心読むな」
「図星か」
はめられた!
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月24日 19時