トイレの神様に逆らってみた 6 (ページ1)

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平和な朝ページ1

朝日と共に起きる。実に健康的だ。
着替えて台所に向かうと、六谷がいた。
……六谷がいた。
「あれ、そういえば六谷泊まったんだっけ?」
「断りは入れたはずだが」
うん、覚えてる。肉じゃが作ってもらった。
「夜何もなかった?」
「ああ。リビングで寝させてもらった」
豪胆だ。そして紳士。
中途半端なピュアボーイとは格が違うね!
「朝飯できてる。弁当も作っているが、いるか?」
「え、いいの?」
私イケメンに世話焼かれすぎじゃない? 三條と言い。
……あ、やなこと思い出した。
「……三條、どうするかなぁ」
三條のいない朝がこんなに平和だと思わなかった。だが、蔑ろにするのも何か違うだろう。どうすべきなんだろうか。
そんなことを考えていると、トーストと目玉焼きとサラダが。ザ朝食って感じだね。
「俺は先に出る。遅刻しないようにな」
「ん、ありがと」
やべぇ、六谷が紳士すぎる。