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歯軋り怖い ページ5
どうやら六谷は中学は違ったが、四善と同様、いいとこの家の出らしく、四善とは幼なじみなのだとか。
「こないだ資料見せた会社の手入れもろっくんのお父さんがやってくれたんだよ」
「へぇ」
六谷家に感謝せねば。南無南無。
「随分仲良しだねぇ、二人しておんなじの買ってきちゃって」
タコさんウインナーをかじりながら四善が指摘する。
瞬間、ぎちぎちと気味の悪い音がした。新手の幽霊かとも思ったが。
「三條さん、そんな歯軋りしながら食べたらせっかくのお弁当が散らばっ……あ、わたくしなどが指摘するようなことではございませんでしたね」
五月さん、あなたが正しいよ。
私からは拳骨を送っといた。
咀嚼し終えても歯軋りする三條。気持ち悪いし、気味悪い。
「とりあえず、六谷睨むのやめろ」
「……むう」
苛立っているようだが、歯軋り怖いからやめろ。
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月20日 20時