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男前 ページ19
晩飯を食べ終えると、てきぱきと片付ける六谷。なんか三條みたいに気張ってなくていいね。
「先に風呂入ってろ」
「ありがと」
なんだか安心する。久しぶりに泣いたからかな。
思ったより、心が弱ってんな。やっぱり、なんだかんだ三條と二人っていうのはプレッシャーだったのかな。
「はあ……」
湯船に浸かると、目から汗が。
「華子お姉ちゃん、大丈夫?」
「風呂覗くな生き霊」
「ひどーい」
同性だからいいじゃない、と言われるが、風呂に制服の女の子とか違和感ばりばりじゃん。
「お背中お流しします」
って、藤もかい。さすがに蓮は入ってきていないようだが。
「六谷とやらは普通に宿題やってるぞ」
安心安心。三條は風呂上がりの私を待機してたからな。
「付き合う男は考えた方がいい」
「そだね」
風呂から上がると、気づいた六谷が髪を乾かしてくれた。気持ちいい。
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月20日 20時