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長台詞の恐ろしさ ページ12
ここから始まる爽やか笑顔の弁論。
「これは僕と魁さんの問題であって第三者にああだこうだ言われる筋合いはないんですよねぇ。
それに双葉さん? でしたっけ? 魁さんと幼なじみだからって調子乗りすぎじゃありません? 事あるごとにいちいちいちいちねちねちねちねち魁さんに突っかかって、僕はそういう人大嫌いなんですよね。滅べばいいと思います。
で? 多数決で勝てるとでも? 先程も言いましたけど、いくら周囲を味方につけたって、これは僕と魁さんの問題です。ですから第三者に口を挟まれる謂れは全くありません。つまり見るのは勝手ですが黙ってろこらって意味です。中学生なんですから、これくらい理解できますよね? 理解できないんなら知能が猿並……いや、猿より下ですね。
というわけで口出しは無用です」
……うわぁ、と思った。
私の弁舌がそこそこに辛辣なのは自覚していたが、三條もここまでとは。
女子たちは蜘蛛の子を散らすように逃げた。
ざまぁ。
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月13日 0時