オトナノヒト 【数原龍友】

29 ページ29

__________




直人「あーっ、まじでAがいないとかテンション下がる！」

店長「ちょっとお客さんうるさい」

隆二「お客さんに使う口調じゃなくね。笑」



今や知らない人のが少ないんじゃないかってくらいの三代目の7人が、とある店に揃っていた



剛典「まさかAが来ないなんて思わないじゃん、俺らのこと大好きなのに」

ねぇ？と女をイチコロにしそうな可愛い顔で言う岩ちゃん

店長「自分で言っちゃうよね」

ELLY「でも何で？俺も来てくれると思ってたなぁ」

店長「用事があるんだとさ。お、と、も、だ、ち、と。」

直人「なにそのヤラシイ言い方！」


絶対友達じゃないでしょ〜！って既に酔っ払いの直人


広臣「昨日言ってた子？気になる子って」

剛典「え、うそ。誰？」

広臣「そこまでは知らない」


直己「大丈夫なの？A」


ズン、と手を組み渋い顔を歪ませて
直己が心配そうにするのも無理はない


直己「あいつ今まで自分から好きになったことないから」

直人「確かに。言ってたよねー。てか俺らと出会ってから付き合った話何回も聞いたけど、どれもすぐ終わってるし。」

剛典「それも大体Aが相手を好きにならないから、結局振られるって話。」

臣「でも最後まで付き合ってあげるA優しくない？」


なんて笑いながら言う広臣に、みんながうんうんと頷く


隆二「もうあいつの性格だよね。笑」

直人「確かに。笑でもさ、半年前からぱったりそんな話聞かなくなったよね？」

直己「あーそれ俺も思ってた。」


健二郎「…」

30→←28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す