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龍友「お前、それ」
「ごめんなさい。友達とかいなかったからこんなの初めてで、分かんなくて」
龍友くんが言いそうになった言葉を
遮るように喋り続ける
龍友「…友達?」
「そう。友達になったばっかの龍友くんを取られるのが怖かっただけ。ごめんね。」
この気持ちを確信するにはまだ早い
そう思った。
龍友「…泣いてるけど?そんなに僕のこと取られたくなかったん?」
「いや、これは…うん、嫌だよ。友達になったからには、一番がいい。」
龍友「…なんか分からんけど、出会って数日やのにAちゃんと一年前に知り合った気分。」
なんてちょっと笑ってる龍友くん
やめてよ。
そういう言葉に勘違いしちゃうんだから。
龍友「僕の一番になるのは厳しい道のりやで?」
「いい。龍友くんなら一番にしてくれる気がする。」
龍友「なにそれ。笑 でも僕も女の人とくらい喋るし、なんなら女の人と喋ることのが多いしこんなんで泣いてたらAちゃん干からびるで?」
「極力…私の前では女の人と喋らないでください。」
龍友「えーきっつ。笑 じゃあAちゃんも僕の前で男の人と喋るのやめてな?」
「それは、龍友くんのお友達みんな男の人だから無理。」
こんな感じで、ふざけて話ができたらいい。
仲のいい友達でいたい。
龍友「えー、ずるない?それ。…まぁ泣き止んでくれたみたいやし、仲直りできたってことで。戻る?」
ふわっと手が近づいてきて
涙のあとが残る頬を両手で包んで
親指で拭ってくる
「ちょ、」
龍友「はい、立ってー」
やめて、と言おうとした時にはもう龍友くんは立ち上がって
私の手にあったオレンジジュースも持っていた
龍友「次から、泣く時は僕んとこおいでや?」
前を歩く龍友くんが、振り向きながら言う
「…気分で」
きっと、これから泣くとしたら理由は
あなたの事だと思うから。
龍友「とか言いながら僕んとこ来るんやろ」
「行かないもん」
龍友「もん。」
「うざ…」
こうやって隣で笑ってられれば十分だ。
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まるげりーた(プロフ) - すぬーさん» ありがとうございます!!頑張ります(*^^*) (2018年6月18日 13時) (レス) id: 7dbdbb8604 (このIDを非表示/違反報告)
まるげりーた(プロフ) - さやさん» え、そうなんですね…(´・_・`)そういうの疎くて…でも、小説なのでストーリーに加えたかったりするんです(;_;)これからもよろしくお願いします!! (2018年6月18日 13時) (レス) id: 7dbdbb8604 (このIDを非表示/違反報告)
まるげりーた(プロフ) - シーザーさん» わーー嬉しいです!ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします(><) (2018年6月18日 13時) (レス) id: 7dbdbb8604 (このIDを非表示/違反報告)
すぬー(プロフ) - 更新楽しみにしています! (2018年6月18日 0時) (レス) id: 266e933d15 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ここ最近ニュースで取り上げられてるテーマだけど小説ならアリかな(^^;)これからの展開が楽しみです(^ ^) (2018年6月15日 15時) (レス) id: 9e18d492f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まるげりーた | 作成日時:2018年6月7日 3時