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『ジミナ』
「なぁに？」
彼と出会ったのは二週間前だった気がする
ふにゃっと笑う彼を好きになった
２年交際した彼女がいた
でも、日を重ねる度に彼女への愛情がなくなっていった
“ソクジナ、私だけを見てよ！！“
重い彼女だった、
最初は可愛かったけど耐えられなくなって別れを切り出した
“私を捨てるの、？最低…！アンタなんて好きにならなければ！！“
僕が悪いんだろうか、
訳がわからなくて疲れていた時
“大丈夫ですか？“
凛とした高い声だった
ぷっくりとした唇は淡い桃色で
目は綺麗な茶色、
サラサラとした髪の毛は絹の様に綺麗で
思わず、息を呑んだ
“お兄さん？“
ひよこみたいで
思わず口が緩んで
“大丈夫です、ありがとう“
“わぁ、お兄さん綺麗ですね“
笑顔が、僕を虜にした
もう落ちてたんだ
好き、ダメ元、
勇気を振り絞って言った言葉
今の関係じゃ我慢が出来なくて、好きで
“ヒョン、僕も“
またあの顔で笑って僕を抱き締めた小さい体を抱き締め返した
彼女がいたみたいだけど、
ジミナは僕が好きなんでしょ？なんて
今度は僕が重くなってるみたい
『ヒョン、ジミナを愛してるよ』
「どーしたの？僕も愛してるよぉ」
笑って言うから
嗚呼もう
なんて罪な男なんだよお前は
また君に溺れるしかないんだ
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作者名：トイ | 作成日時：2021年12月11日 20時
